そしておずおずと彼が選んだのは、まだまだ距離間があるものの一番付き合いが長い牡丹だった。
さすがに昨日今日出会ったようなポッと出の女と一夜を共にするのはハードルが高く、無駄に乃薔薇を辱めたのだった。

同衾を断れば牡丹も含めてメンバー総入れ替えになると脅された彼は、せめて牡丹だけは替わって欲しくないと思い、仕方なく自分のベッドに彼女を招いたのはいいが、左側の温もりのせいで眠れそうにない。
彼が緊張で眠れないのを察した牡丹は、他の女子のようにがっついてない大らかな包容力とボディでそっと抱きしめた。
そんなことされたら余計緊張してしまう彼だが、牡丹は彼の心労を慮って穏やかに話しかけ、私は襲わないからと安心感を提供してあげると、彼はどこまでも沈みそうな胸から伝わる鼓動を聴きながら、徐々に落ち着いていった。

そんなおねショタ風プラトニック極エロシーンをモニタリングしているのは、大統領補佐の地位に落ち着いているあの女だった。
女もかつては陸のような少年を煽り、女をけしかけ、性欲に支配されて成り上がっていく様を楽しんでいたから、世界に三人しかいないリビダーの彼は大切にと乃薔薇に念を押した。
乃薔薇は、カレン先輩の気持ちに共感できるほど勝るとも劣らない変態だから大丈夫そうだった。

4話
それなりに白衣姿に貫録がついてきた男は苛立っていた。
中央庁舎に乗り込み、女性職員が慌てて止めに入っても構わず突き進み、アポの時間からもう二時間も待たされているんだと言い返してやった。

感染研究所の主任研究員の怜人は、舐め腐っている相手が会議だろうと知ったこっちゃなく突撃した。
しかしそこ会議室などではなく映画やコンサートができそうなホールで、ドスケベなマイクロビキニを着せられた女性たちのいかがわしいオーディションが行われている真っ最中だった。

次の11番さんはなかなかにイイ乳の持ち主で、訛りも可愛く聞こえる福岡出身のハルカちゃん。
体が柔らかいという夜伽で十分に使えそうな特技でY字バランスをアピールしつつポロリもするという、ドジっ子風も加える辺りヤル気十分。
こんなふざけた催しで遊べるのも、翔太が大統領まで成り上がったからだった。

人類にとって最も貴重な存在になり、女とヤリまくり、強引に大人になってダークサイドにも堕ちつつ大統領になった翔太に対し、立場上敬語を使う怜人が怒りを滲ませても、カレンは忘れてたと舌を出して煽るが、怜人は冷静に平成中期までやってた深夜エロ番組みたいなオーディションを切り上げさせた。
しかしゲスいオーディションをするくらいだから、大統領の近くにいる女性職員もエロ仕様なのは当然と言えば当然だった。
秘書的立場の女性の制服の下半身は、ガーターベルトにパンティ丸出しと、今度はアメリカのエロ番組のアシスタントみたいな恰好をさせていた。



































