PR掲載中最新コミック

命を賭した撮影

自分に引き付けながらも途中でずっこけてしまった美沙は非常階段に間に合わずにトイレに駆け込んだ。

 

怪獣は自分の身体より狭い通路もなんのその、力づくでねじ込んで壁を崩しながら入り込んでくるが、美沙は自分がどんな最期を迎えるか、3体目の有益な情報として残す意味でも実況しながらカメラを向けた。

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

 

美沙からのリアルタイム映像を受け取ったクルーは、彼女の決死の覚悟を受け取ってディレイ映像を流して最悪の放送事故だけを回避する段取りを組み、3体目の存在を世界に流すことにした。

 

 

そうこうしているうちに怪獣は通路を完全に破壊して悠々とトイレ内に入った。

 

どうしようもなくなり本当に覚悟を決めた美沙は、泣き叫びもせず家族に別れを伝えることもせず、最期までジャーナリスト魂を持ってメッセージを添え続けた。

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

そして目を閉じた直後、怪獣の後ろでけたたましいブザー音が鳴り響いた。

 

さっきの子供から防犯ブザーを譲ってもらったこのえも友達を助けようと駆けつけ、自分に注意を引いたのだ。

 

怪獣は轟音の方を振り返り、投げられたブザーを犬みたいに追いかけた。

 

そしてこのえが助ける様子も映されると、クルーは涙を流して喜び、視聴者は面白半分に好き勝手なコメントを打ち込んだ。

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

とて同じマンション内に2体も怪獣がいる状況が、何か好転したわけではなく、全住人が人質と言える状況だった。

 

 

 

3体目が1階エントランスに居座ったことで、住人はある程度まとまって集会室に集まって避難できるタイミングを待っていた。

 

だがペットも連れてきている世帯がいるのは仕方なく、鳴き声が怪獣に届いてしまう。

 

怪獣が何かに反応して動き出したのに気づいたこのえは、住人が集まっている部屋に急いで狙われていることを伝えるが、もう直後には怪獣は部屋の真下から天井を破壊し始めた。

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

あっと言う間に床がぶち破られて怪獣が這い上がって来ようとしているのに、このえは取り残されたキャリーケースの猫まで助け、飼い主に渡す危ない橋を渡る。

 

 

上階と下階にいて住人は逃げるに逃げれず、総攻撃を仕掛ければパニックでの犠牲者が出るかも知れない。

 

このえの使命感だけが高まる中、やっと救助作戦の準備が整い、屋上からヘリでピストン輸送作戦が決定すると、二人の大人に命懸けで救われ、傷病者として救助も優先されると聞かされた楓は、気持ち良く反抗期を抜け出そうとしていた。

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

しかし、救出する側の意思統一ができておらず、アメリカの汚い思惑を簡単に飲み込んだせいで、自衛隊と警察で無駄な軋轢が生まれた。

 

生きるか死ぬかの命運がかかっているのに機密だからと撮影さえ禁止を徹底させようとするのはあまりに薄汚く、見栄と面子を守ろうとするのは国家レベルでも変わらない。

 

そんな状態で救助活動が始まると、怪獣はまた楓の位置を察知して屋上に狙いを定め…

怪獣自衛隊
著者名:井上淳哉 引用元:怪獣自衛隊7巻

 

 

感想

怪獣自衛隊7巻でした。
面白度☆8 勇敢度☆9

死に場所を探してるほど主人公が勇敢過ぎて、最初の客船の活躍も相まって名実共に大英雄ですが、その友人との助け合いは涙物でした。

怪獣自衛隊を読むならこちら