44話
逃げ出したガビアルの代わりに、カイメイアはアルクの呼び出しに応じて堂々と敵陣に乗り込んだ。
テーブルの上にご馳走を用意して待ち構えていたアルクがふてぶてしく迎えれば、カイメイアも皮肉を返してやりつつ、毒は入っていないという言葉を信じ、臆せず肉棒にかぶりついた。
それで座りながらテーブルのナイフをさっと隠し持ち、話し合いのムードに移行していく。
亀貴族も味方につけたアルクが圧倒的な戦力差だとマウントを取り出すものだから、カイメイアは前置きはいらんと言い返した。

ならばとアルクが本題を切り出すと、テーブルの下から相当に大きくなったサラマンダーベイビーが登場し、悪食女を驚かせた。
卵から孵る生物らしく、アルクにべた懐きのサラマンダーは既に攻撃力はまさにモンスター級、特大火球の威力を披露した。

石像がドロドロに解けるほどの火力を見せつけたアルクは、このまま抵抗すればイスティシアの被害は領民や街にも広がるだろうと脅しをかけた。
貴族らしく悪人の顔も様になってきたアルクは、イスティシアを平定する程度の考えで収まっていないことを打ち明けた。

南方戦線に軍を送る、それは異教徒と事を構えるということ。
その通り、聖教会とは既に繋がっていることも明かされるとカイメイアはまた驚かされるが、それに続いての唐突過ぎるキスには、驚く間もなく唇を奪われた。

顔色一つ変えず、頬も全く染めず、淡々と流れ作業みたいにベロチューできちゃうアルク。
相手が殺し合った奴だとしても、グイッと押しのけられてもしつこく吸い付きにいって舌を絡めるものだから、カイメイアも思わず迎え入れてしまう。

直後、カイメイアが噛みちぎらん勢いで唇に噛みついたので、パッと離れた。
しかしアルクは血を垂れ流してもやはり表情を変えず、淡々と妃になれと、オラオラ系もドン引きのプロポーズをぶちかました。
もちろん愛なんて1mもない政略結婚の提案なのが分かっているカイメイアは、結婚するくらいなら死を選ぶと憎しみを露わにした。
しかし感情は抜きにして聖教会と繋がっている話は無視できないので、もう一回講和条件を出せと催促した。

口移しでマハトワインを流し込んだアルクもカイメイアの反撃を警戒しつつ、これ以上無駄な血を流さないような手を考えていた。
やがてナーガラとイスティシアが和平を結んでレプタイル戦役が終結すると、鳥で情報収集を行っているギョロ目の男は、円卓に着く他のメンバーにナーガラの勢いが凄いことを伝えた。
小国から周囲の国を取り込んで名を上げ始めたアルクが次に見据えるは、また癖の強そうな勢力だった。

感想
終末のハーレムファンタジア43話44話でした。
グローリアはトップクラスの魔導士っぽいですから、ジョアンナとの絡みが楽しみですね。
「終末のハーレムファンタジア」45話46話ネタバレ最新話修正前47話。全国の猛者が集まる街で滾る二人の美女!








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