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262話

侵入した敵を倒し、晴輝との通信を回復させた香里たち。

 

しばらく一人キリで戦わせてしまったことを詫びる香里だが、彼は黙っててくれと求めた。

 

もちろん怒りや戦いに集中したいからでもなく、本当に殺されたと思っていた守るべき人たちが無事でいることに感激し、声を聞くほどに涙が止まらないからだった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

これで本当にエリックを心から倒して理想を壊す意味を持てた晴輝に対し、エリックは神と崇拝した天宮渚の思う壺に利用されただけだと、ネガティブな推察が捗って仕方ない。

 

最終的にラスボスの自分が倒されて神の子が新時代を生きることは、神が導いた決定した未来。

 

エリックがそうして自暴自棄になりかけるが、それをうまく止めて前を向かせるのがいい相棒のチョロ助だった。

 

ドライに現実的に自分たちが頂点に立つことだけを考えているチョロ助にとって、神への崇拝だのなんだのは大してなく、これまたうまく晴輝の背後を作戦通りに取れたので、メンタル負けしているエリックを鼓舞した。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

メンタルの浮き沈みが激しいエリックは鼓舞されてまたヤル気を漲らせ、作戦通りに本気の殺気を放って自分へ注意を向けさせた。

 

ウニのように全身から鋭い針が飛び出し、晴輝を注意を向けざるを得ない形態になったその時、チョロ助は音もなく蛇のように距離を詰め、一撃必殺を狙って首筋を串刺してやろうと襲いかかった。

 

晴輝は全く気づいておらず、もう先っぽが皮膚に届こうかという瞬間、どこからか声がして逆にチョロ助が串刺しになった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

全く意味が分からずチョロ助が思わず声を出したことで、晴輝もやっと背中を狙われていたことに気づいた振り返って驚いた。

 

エリックも何が起こったか理解できず、自分たちの中から聞こえた声の正体に気づく前に、それが姿を現してエリックに刃を向けた。

 

それは親友のピンチを救うために最高の機会を逃さなかった高木だった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

高木を見たエリックはまた、無慈悲な神を呪った。

 

神の願いが子供の為ならばそれでもいいはずだったのに、本心を隠したまま子供が成長する当て馬にされたのだから、崇拝し切っていた分、落胆と絶望はひたすらに心を空虚にさせるだけ。

 

だからエリックは無抵抗のまま、刃に貫かれた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

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