一緒にお風呂とアラフォーの正気
激しい殴打の影響は特になく、むしろどうして病院のベッドで寝ているのか直前のことまで鮮明に思い出せた早苗は、ようやく涼太への異常な母性を冷静に見ることができ、悪魔への連絡をしないように医師らに頼んだ。
実子のことなどどこ吹く風、肯定だけしてくれる涼太との暮らしが再開してリカはほくほくの有頂天。
料理を褒められ、一緒に買い物して、身体も労わってもらって。
それでもさすがに薫のことを思うと申し訳なさがこみ上げあるが、ストレートな愛情表現とDVの落差を思えば、感情が崩壊するのもあまりに容易く。

おかしくなり過ぎて涙腺崩壊。
新たな承認欲求の化け物。
甘えはついに陰毛も生えて自慰もヤリまくっている年頃の男子と一緒にお風呂をも受け入れさせ、身体も心もトロトロに蕩けていく。

そんな地獄で天国な空気を切り裂いたのは、退院して訪れた早苗だった。
髪を短くスッキリさせた早苗の穏やかな訪問に驚愕したリカは、バスタオル一枚のまま脂汗を吹き出し、涼太を連れ戻しに来たのだと思って野生動物の様に臨戦態勢に入った。
ただ相手の冷静な語り口に少し警戒を解いて応対しながらも、はっきりと涼太を渡すつもりはないと片尻を晒しながら物申すが、退院からしばらく経って正気を取り戻している早苗はもう、涼太への母性に執着していなかった。

つまり、涼太をこのまま笠井家の一員にしていて欲しいというお願いに来たのだ。
服を着て腰を落ち着け話し合いのモードに入ったところで、早苗は改めて涼太の養親になってくれまいか、そうすれば親権も手に入れられる制度を説明した。
思わぬ提案。
涼太が笠井と名乗れることに凄く感激したリカのテンションは急速上昇。

本当に子どもが好きでいずれは自分も我が子をと願いながら、縁に恵まれなかった早苗は血の繋がらない涼太との生活に本当に幸せを感じていたといいながら、これからは一人の女として生きていく希望に満ち溢れた表情を見せた。
どこまで本音なのか、涼太から離れるための方便か。
静かに聞いていた渦中の涼太は何らかの企みがあるはずと睨み、取りあえずは考えさせて欲しいと尤もな答えを返した。
その言葉に見せた早苗の表情が、本音を物語っているのは明らかだった。

もちろん涼太は自分の思惑通りに事が運ばないのは何より気に入らず、易々と早苗を離れさせるわけにはいかないと考えた。
着々とおひとり様の人生を楽しもうとし始めている現母の家に合鍵で入って待ち構え、裸体をさらけ出してくれていた心理状態が保てているかを確認していく。

そして早苗が母性を向けてくれないと分かるや、悪魔的駄々っ子を発揮することにしたのだった…
感想
マザーパラサイト7巻でした。
面白度☆8 負けるな度☆10
早苗の熟女に見えない魅力はさて置き、涼太がどんなカードを出してくるか怖くて堪りませんし、手の平くるくるしまくるガキ共の人格のクズさはどうしたことなのか。
「マザーパラサイト」ネタバレ最新8巻。悪魔の子より独り身の覚悟を決めた巨乳中年女と嫉妬と独占欲を強める元女子アナ



































