乳は母性
リカに急かされて涼太も焦りながら、この不安定な心境に答えを出そうとするが、ふとしたことでめんどくさくなり、さっさと早苗を始末することで決着にしようと導き出した。
だから残酷な子供らしく、どれだけ相手に絶望を与えられるかの抹殺計画を嬉々として書き出していったが、最低条件を笠井家を離れて早苗の元に戻り、またしっかり依存させることだった。
一方、リカはいやらしい悪夢に見るほど、自分が選ばれないかも知れない恐怖に押し潰されそうになっていた。

だから涼太はリカへの説明が一番ややこしいと思ったのだが、意外やすんなり早苗の元に帰るのを了承するものだから、それはそれで予定とは違って焦り、また自慢の演技力で号泣なんかも織り交ぜながら、まだ出会ってそう間もない同級生の母親を本気でママなんて呼んじゃう母性くすぐりを使いつつ、いつでも戻れる巣にするための顔を見せつけまくった。
冷静に見れば寄生しようとするおぞましい悪魔の子でしかないが、新たな不安定さを獲得しているリカは、涼太の言葉を気合で信じ込もうとする感じの異常さを見せつつ、外面的には快く送り出したのだった。

もちろん、涼太はリカのギリギリさも感じ取った。
そしてリカから涼太が戻ってくる連絡を受けた早苗は、また堪らないジレンマに突き落とされることになった。

涼太がどれだけおちゃらけ、スキンシップで手懐けようとしてきても、早苗はグッと熱を感じながらもかつてのように感動することもなく、スッと冷たくあしらう。
そんな態度を取られても涼太も今までみたいにいちいち怒りを感じず、しかし中坊とは思えぬイカレタ駄々こねを発揮して、意地でも母性を抱かせようと躍起になった。
精々10歳以下くらいまでしか許されない醜く浅ましい駄々っ子ぷりに押し負けた早苗は、二人きりでの遊園地に繰り出してしまうものの、現地ではつまらなそうに振舞い、近所のムカつくクソガキのお守りレベルの態度を貫いた。

それでもまだまだ涼太はめげず、早苗を再びメロメロにしようと愛くるしい少年を装い、心に入り込もうとしていく。
すると早苗はかつて以前に二人でここに来た時、お母さんと呼ばれてニヤけるのが抑えられなくなった最高に幸せな瞬間を思い出した。

と同時に、母として愛されようと頑張ったが母として愛したことはあったかと、自問自答してしまう。
求めるばかりで与えることの大切さに気づいた早苗。
成果ゼロで疲ればかりが残り、帰ってから邪悪な抹殺計画にペンが走った涼太。
そして深夜、涼太が書き連ねた恐ろしい殺人計画を見ても早苗は我が子の些細な悪戯を見るかのようにだけ微笑み、もう女に勃起するのが当たり前な年頃の少年がしつこく求めてきた巨乳に顔を埋めさせ、再スタートを告げるのだった…

感想
マザーパラサイト8巻でした。
自殺願望があるくらいの投げやりなのか、悪魔の子でも最後のチャンスで逃せないと囁く母性なのか、とにかく恐ろしい人間ばかりです。
「マザーパラサイト」ネタバレ最新9巻。殺されても孤独より母を味わいたい巨乳熟女の生乳と被害妄想女子アナ


































