
発症区1巻ネタバレ感想
世間には知られていない、不思議な超能力。
ある日、それに目覚めた青年はささいな悪戯で渇いた心を満たそうとするが、それが原因で、血みどろの世界へ踏み込まざるを得なくなっていく。
安田敦と暮井亜紀
安田敦。
ある日、指の先から透明な手のようなものを操れるようになり、スカートめくりやささいな悪戯で憂さ晴らしをし始め、凄い手品のようだと動画でも話題になるようになった。
そんなある時、女二人組に襲われそうになったところを、別の女に助けられた。
その女は手から不気味な木偶人形を作り出して自在に操る能力を持っていた。

襲ってきた二人は発症者犯罪対策本部、通称「発対」と呼ばれる組織の人間で、捕まった発症者には抹殺や実験体の日々が待っていた。
彼女の能力が原因で両親は殺され、姉は行方不明だと聞かされた。
彼女の名は暮井亜紀。
同情と優しい笑顔に、安田は会って一日目にして惹かれるようになり、共に生き抜くために、同居することになる。

そんな穏やかな日も数日で終わりを迎える。
一人の男が訪ねてきた時から、安田の運命は大きく変わっていくことになる。
男について暮井と共に乗り込んだトラックには、他に6人の発症者がいた。
行き先は発対の支部で、囚われた他の発症者がどこにいるのかをデータを盗む作戦が行われるようだった。
木常と呼ばれる対象を転送できる能力者の手を借りて、安田は流されるまま支部の建物内へと送り込まれてしまう。
暮井とリーダーの男がデータ室に乗り込んでいる間、他の発症者が警備員達をいとも簡単に殺しまくっているのを見て、安田は彼らをただの殺人鬼だと感じるようになり、反旗を翻したが、暮井にあっさり拘束され腹を貫かれてしまう。

暮井が安田に話したことは嘘だった。
発対を悪だと刷り込み、潜入任務に彼らの能力を利用するだけが目的だったのだ。
染谷彩
暮井亜紀は金次第でどんな悪事にも加担する渡り鳥で戦闘力も脅威だが、第一の目標は転送能力を持つ木常に設定された。
襲撃犯を取り逃がした代わりに、一命を取り留めた安田から情報を得て、彼を半ば強制的に発対の一員に取り込んだ。
彼の教育係として行動を共にすることになったのが、染谷彩だ。

彼女に、世間に発症者のことが隠されている理由を訊くと、千葉をゴーストタウンに陥れた原因が、まだ6歳の少女が生み出したウイルスが原因だと教えられた。
少女は自覚なく能力を発動し、千葉を死の世界にしてしまったのが数年前。

それ以外にも、世界では同じような被害をもたらした発症者の事件がある。
発症は誰にも起こる可能性があり、家族、友人、隣人がいつそうなってもおかしくない。
それを公表したらとんでもないパニックになると考え、情報規制されているのだった。


































