翌日。
トーコは全員を集め、ゾンビたちの正体を探ろう会議を開いた。
ゆきたちが持ってきた冊子の情報を得て、彼女もただのんべんだらりと過ごすだけじゃダメだと思い立ったのだ。
しかし、生物学を専攻するメンバーはおらず、そもそも食料を取らずに動き続けられるゾンビたちに、既存の常識は当てはまりそうもなかった。
取りあえず、薬を開発したランダルコーポレーションに行くことだけを決めた。
くるみは会議の後、一人でトーコの部屋を訪ねた。
くるみが用件を話す前に、トーコが先に口火を切った。
実は今日、武闘派に呼び出されて話をしたらしかった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
向こうの用件は、新しく来た女たち、つまり学園生活部がもたらした情報を聞き出す事だった。しかし、トーコは新しい発見はなかったと言い、その場は穏やかな別れに終わっていた。
話し終わったトーコは、ちゃんと身体検査もしてる向こうに行ってもいいんだよと言ってくれるが、くるみはもちろんその話を聞いて行けるはずもなかった。
それに、手荒い歓迎をされたばかりか、ギスギスしてそうな武闘派に混ざりたいなどと、全く思えなかった。
ゆきたちはトーコに危険な場所を教えてもらい、グラウンドに繰り出した。
ゆきはるーちゃんを肩車し、元気よく駆け回る。
そんな様子を見ていたりーさんは、あの子がもっと元気になって自由にどこへでも行けるようになったら、私が迎えに行きたい。
だから身体を鍛えると言い出した。
その思いを汲んだ美紀は、戦うより逃げられる体力をつけた方がいいとアドバイスし、りーさんも勢いよく走り出した。
美紀はトーコが言っていた危険な場所の一つのお墓と呼ばれる前まで来た。
高い壁に囲まれたその一角に近づいた時、そこに隣接する建物の窓から武闘派の一人が花を落としているのを見て、ようやくお墓の意味を悟ることができた。
そしてもう一つ、ゾンビを閉じ込めたと言っていた理学棟の前まで来て、中に入れないのを確認して立ち去ろうとした時、インターホンの向こうにいる誰かに呼び止められた。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
武闘派が学園生活部から情報を訊き出そうと意思統一したのと時を同じくして、穏健派はランダルコーポレーションへ行く準備をし始めていた。
車の定員やここの維持を考えて二手に分かれる事になると、りーさんはるーちゃんを一人にしてはおけないと言って、ここに残ると真っ先に宣言した。
それを学園生活部をはじめ、穏健派の大学生たちも複雑な表情で見た。
美紀はくるみにりーさんのことを相談してみるが、くるみはいつか来るであろう別れをしっかり受け入れていた。
しかし美紀は、理学棟でゾンビの研究をしている何者かから聞いた話のせいで、どんどん不安を募らせていた。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
考察と感想
がこうぐらし!7巻でした。
いきなり矢をぶっ放すなんてなかなかクレイジーな歓迎でしたが、とにかく大事に至らずに済んで良かったです。
武闘派の紹介シーンが五天王みたいで笑いそうになりましたが、そのうち崩壊しそうな雰囲気がプンプンしました。
大学生たちのりーさんを見る目がどこか気を使うような感じで、それは学園生活部も徐々に顕著になっている感じがします。ゆきにめぐねえが見えているように、りーさんもるーちゃんの幻覚に囚われているようです。
ショートパンツのヒカのセクシーショットが所々挟まってたり、一番の武闘派シノウの身体検査があったりと、今までで一番お色気が強かったと思います。
それにシノウはどうも、ボウガン野郎の子供を身篭っているフラグも立つし、8巻は波乱しかなさそうです。




































