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37話

戸惑う教師たちを前に、ネオ生贄くんは淡々と説明をし始める。

 

最初のターゲットは、新2年C組の皆さんだよ!

 この中から一人、消したい生徒を選んでくだしゃあい

 一番票の多かった生徒には、社会的死を与えまあす。

 制限時間は今から24時間!

 明日の昼12時に結果発表するよ!

 お楽しみに、またね~

 

最初から最後までふざけた調子なのは、6年前と何も変わっていなかった。

著者名:江戸川エドガワ 引用元:生贄投票4巻

 

 

 

説明が終わると、教師全員のスマホにアプリが強制的にインストールされ、どうやっても消去できなくなっていた。

 

混乱する彼らを見て今治は、かつてこの生贄投票に苦しめられた当事者であることを打ち明けた。

 

それでも、なぜ今更この学校で教師を相手に復活したのかは分からない。

 

犯人を突きとめた今治に対する復讐など憶測が飛ぶが、英語教師の服巻が手を叩いて自分に注目を集め、

投票しない、相手にしない。それで済む話でしょ

と、事の重大さを知らないまま話を終わらせようとした。

著者名:江戸川エドガワ 引用元:生贄投票4巻

 

 

今治が言葉を挟もうとすると、IT関連の企業に勤めている友人に相談してみますから、今は新学期で仕事が山積みですよと打ち切った。

 

 

当事者だった彼女だけが心配を拭えないでいるのを見て、神庭が

教師である俺たちが生徒を差し出すことなんでできる訳がない。

 だったら、このゲームに乗らないし、乗れる訳がない。そうだろ?

と言い、彼女もしっかり頷いた。

 

そうやって真剣に言ってくれた後で

「俺の社会的死って、昨日マジックミラー号シリーズ全部観たことかな」

なんて言って空気をぶち壊したが、頬を赤らめた彼女もそれが何なのか知っていた。

 

 

彼女が教室に入っても、飯島直人は相変わらずイヤホンをして音漏れさせていて、隣の金山ありすがウザそうに彼を小突いて注意する。

 

いざ授業が始まれば、伊吾大祐がお茶らけて笑いを誘い、授業を妨害する。

 

 

放課後になって生徒が次々に帰って行く中、中村は彼女に「先生さようなら」と律儀に声をかけてくれる。

その後で何か言いたそうにしていたが、結局何も言わずに帰っていった。

著者名:江戸川エドガワ 引用元:生贄投票4巻

 

 

 

職員室では自分の噂がされるようになったが、それも仕方ないことだと思って割り切った。

 

部屋に帰ればようやく落ち着けると思ったが、またあの生贄投票が始まってしまったことに溜息を漏らさずにはいられなかった。

 

アプリに搭載された生徒の一覧を見ながら、どうにか止めなければと考える。

 

しかし、教師がこのゲームに乗るはずもないのに、一体目的はなんなのだろうか?