58話
今回の実験ももちろん殺人だったが、標的はあくまでヤクザ連中だけで、一般人に犠牲者を出さないよう注意し、ヤクザの死体も明るみに出ないよう、隠密に殺すのが条件だった。
彼女たちは誰もが稀代の殺人鬼を宿した恐ろしいメデューサなのだから、それを遂行する実力があるはずだった。
ただ、まだ洋子の人格は判明していなかった。

最重要標的は水野智己。
顔写真を見た千歌たちも、あの時擦れ違ったイカツイ男だと気づいた。
水野を殺せば実験終了だが、当然組長の彼を守る組員が邪魔になるのは必然で、総勢30名が乗り込んでいた。
水野自身も柔道の心得があるが、ボディガードとして雇われている剣道家の烏丸、キックボクサーの馬場、女子プロレスラーの神崎の3人が特に手強い相手と思われた。

他にも、癖が強い武芸に秀でた連中が周りを固めているはずだった。
全員殺しても当然問題はなく、30人が消えて騒ぎになったとしても、その頃彼女たちはボートで羽黒に戻っている算段だった。
そして今回の発火時間は5時間。
武器は吾妻が詰めている部屋に用意されている。
そして女医は抜かりなく、1日後に作用する毒を仕込んでいると脅し、通信を切った。
美伊那は小夜子の面が割れていることを伝えようとしたが間に合わなかった。
顔が知られているなら暗殺が難しくなるのは避けられず、霧子たちはお留守番を告げて意気揚々と船内に戻っていった。

千歌も行こうとするのには、さすがに寂しさを抑えきれずに声をかけた。
すると千歌は、小夜子を連れていると危険なのも顧みず、一緒に行こうと誘った。

もちろん考えがあり、囮として使い、相手から近づかせるのだと連れて行く理由をあっけらかんと白状した。
それでも、心底千歌に惚れている小夜子は嬉しく、駒にされる作戦を受け入れた。
すると、一人では分が悪いと考えた美伊那も組みたいと申し出、3人で動くことになった。
真っ先に動いたのはカチュアだった。
麻雀に耽っている組員たちの部屋に乗り込み、あえて一緒に麻雀をしたいと持ちかけて懐に入ろうとした。
髭面の難波はカチュアのエロい体つきを舐め回すように見定め、仲間に引き入れた。
そしてカチュアはわざと負け、払う金がないと苦笑いで白状する。
当然難波は怒り出すが、そこで予定通りに身体で払うと誘いをかけた。
あっさり乗ってきた難波はカチュアをトイレに連れ込み、さっそく稀に見るいい身体をいじくり回し、カチュアも準備万端股間を濡らしていた。

手マンもクンニも、邪魔になる幹部の一人を殺す前のお楽しみだった。
期待通りにお互いで楽しもうとするタイプの難波はカチュアを感じさせてから、自分のも舐めるようねだった。
カチュアが待ってましたとばかりにジッパーを下ろすと、顎を打ち上げるほどの巨根が飛び出し、感嘆の声を漏らした。

しかし、口じゃ咥えきれない大きさに集中し過ぎていて、難波が訳知り顔で見下ろしているのに気づかなかった。
感想
サタノファニ56話から58話でした。
新展開になってきたので、再注目しています。
クズ男囚人とのバトルもなかなかえげつなくて良かったですが、千歌兄の動きの活発化に伴い、メデューサ側にも、大きな何かが起こりそうですね。
この流れなら、またメンバーの入れ替わりがあるのか、計画通りに堂島姉妹が脱走成功するのか・・・
https://www.kuroneko0920.com/archives/48058


































