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彼はまた何の説明もされないまま車椅子に乗せられて淡々と運ばれ、檻の中に放り込まれてしまった。

 

その中には、バラエティに富んだ5人の男たちがいた。

 

そして彼らも、藤代と同じように拉致られてここに放り込まれたのだという。

 

 

藤代はついに怒りの限界を超えて檻の向こうにいる痴女に怒鳴りつけたが無視され、その直後、今度は「警戒レベル5」のサイレンが鳴り始めた。

 

その時、看守たちが所長と呼ぶ何者かが姿を現した。

 

 

所長もまた他の3人に勝るとも劣らない長い黒髪の美少女だった。

 

藤代は所長に見覚えがあった。

 

なぜなら、いつかお嫁さんにもらうと約束した、大好きな幼馴染のさやかだったからだ。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

そのさやかは格子を掴んで驚いている藤代の胸倉を掴み、「他の誰にも言ってはダメ。もし死にたくなければ、純潔を守り通して」と、彼にだけ聞こえるように忠告した。

 

そして彼女たちはサイレンの指令に従い、あっさりとどこかへ消えていった。

 

 

 

男たちも藤代と同様、ここのこともなぜ拉致られたのかも分からないという。

 

 

昭和からタイムスリップしてきたようなリーゼントヤンキーの伊良部

ナチュラルボーンサラリーマンのような助川

THE暑苦しいデブの大河原

看守側にいても納得できそうな線の細い美少年な風祭

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

そして、名前を名乗らず落ち着いた色素が薄そうな謎の男

 

 

その色素薄男が銃声が聞こえると言い出し、確かにそれらしい派手な音がどこからか聞こえてきた。

 

そんなことは気にせず、デブ童貞の大河原はこれを女の子とヤれるチャンスだと捉えて興奮しまくっていた

 

しかし、見た目通りに汗っかきで臭いもきついらしい大河原は嬉々として襲ってくる看守の一人に身を委ねたのだが、不潔すぎて逆に拒否られたようだった

 

逆に最年長の助川は、三つ編みのおぼこい看守に襲われたのだが、潔癖症をこじらせていたのでシンプルに相手を傷つけて童貞を奪われずに済んだようだった。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

すると、さやかのことを考えていた藤代に気づいた色素薄男が、この施設を調べればいいと言い出し、いつの間にか看守からスッたを取り出して見せた。

 

 

 

彼らは二手に別れ、出口捜索と看守調査を開始した。

 

 

藤代、風祭、大河原は看守調査で取りあえず道なりに歩いていたが、相変わらず童貞を捨てるチャンスとしか思っていないデブが女の子の匂いを嗅ぎつけてシャワールームに突入し、もう臭いと言われて拒否られないよう汗を流すために服を脱ぎ出した。

 

しかし、タイミングがいいのか悪いのか、あの痴女が近づいてきて、3人はそれぞれ三つしかない個室に分かれて隠れた。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

痴女は彼らが隠れているなど知る由もなく、機関銃を置いて汗ばんだ服を脱ぎ、全裸で堂々と個室のカーテンを開けた。

 

 

そこは藤代が隠れたところだったが、彼は忍者のように天井付近に張り付き、必死で耐えていた。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

だがもう腕がプルプル湿気もあいまって落ちそうになったその時、隣の風祭が機転を利かせてわざと音を立て、すね毛一つない足をチラ見せすることによって痴女を勘違いさせた。

 

 

そして痴女は勝手に愚痴を吐き出し始め、童貞たちに同情していると零しながらもとてつもない大義を抱えていることを仄めかした。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

 

3人は何とか見つからずにシャワールームから脱出できたが、最後尾にいた藤代は誰かに掴まれ二人から引き離されてしまっていた

 

 

それはまだ敵か味方か分からないさやかだった。

 

ただ彼に危害を加えるつもりはないらしく、彼を子供の頃と同じように下の名前で呼んで、約束はちゃんと覚えていると、恋する乙女のような潤んだ瞳で打ち明けた。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

だが彼女が言葉を続けようとしたその時、また銃声が鳴り響き、所長モードになって彼を解放し、同じ忠告をして去っていった。

 

 

 

藤代も無事に檻に戻った時、既に全員が帰還していた。

 

しかし、出口捜索班の3人は怯え切っていた。

 

 

実はさっきの銃声の正体は、看守の一人が侵入したらしい男を手馴れた様子で撃ち殺した音で、3人はそれを目撃していたのだった。

著者名:智弘カイ 引用元:デスラバ1巻

 

 

これで無計画な脱獄は、殺される可能性が高いと判明した。

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