78話
交尾したい。
死さえ考えた屈辱から立ち直ったカヅチは可愛く本音を吐露するので、彼は最初からそのつもりだと答えてあげた。
遠慮なく覗き見ているルーミは嫉妬心を露わにし、ガーディアンを攻略しようとする姿勢に怒りがこみ上げるが、交尾時以外は常に冷静なバニーユが覗き見を咎めた。
何と言っても、カヅチはついさっき、死を考えるほどの屈辱的な排泄シーンを見られてしまったのだから。
そんなカヅチのラブラブ交尾シーンまで見るなんて外道の極み。

そう言われたら、ルーミもアマネも素直に引き下がるしかなかった。
覗かれていたことを知らないカヅチは自ら服を脱ぎ、恥ずかしそうに腕を身体にくっつけ、涙を浮かべ、呼吸を乱し始めていた。
ついさっき、人生で一番の屈辱的な恥ずかしい姿を見られていても、改めてラブラブ交尾をする段階になると普通に恥ずかしいようだった。

だがそれはそれで、彼は二ヤリとするほど興奮できた。
恥ずかしいと連呼するカヅチは、恥ずかしさだけで興奮の坩堝に堕ち、涙を垂れ流しながら涎も垂らし、同時に股間から欲情の泉を溢れ出させ始めた。
元来持っていた性癖なのか、ガリアの拷問で開花したのか分からないが、恥ずかしさで興奮するようになってしまっていた。

羞恥心が興奮のオカズになっているのなら、彼はあえてカヅチに今の心境を吐き出させることにより、自らの言葉で自らを高めさせてみようと思った。
思っていることを全て言えと促されたカヅチは、交尾がしたいと答えたのを皮切りに、濃ゆい性癖をぶっちゃけ始めた。
虐げられたい。
罵られたい。
辱められたい。
ダメな女の私に罰を与えて欲しい。
そうぶっちゃけながら、びゅびゅっと愛液をほとばしらせる。

歪んだ願いを聞いた彼は、カヅチこそナンバー1の功労者でダメでもなんでもないと思ったが、ここは一丁、カヅチの性癖に合わせてゴリゴリに罵ってみる方向に決めた。
嘘を吐いていることになるが、手始めに全滅するかも知れないって時に交尾をチラつかされて瞬く間に発情したクソ最悪なクズ女だとグサり。
するとまた愛液をどぴゅっと噴出させるので、指一本ふれていないのに言葉だけで興奮するド変態だと責め立てる。
役立たず。
性欲モンスター。
動物以下の発情娘。
なぜ生きているのか?
それらの罵りで、カヅチはびしょびしょに濡れまくっていく。

それだけ罵った後で、飴と鞭を使い分ける要領で俺だけは赦すと続けた。
世界中が敵になっても、俺だけはお前の味方で何があっても赦すし傍にいる。
だから交尾させろと、改めて命令した。
直後、彼は腰を一気に前に突き出した。
カヅチはがっちりしがみ付いて「ああああああああ」と叫び、彼が声の大きさを注意しても「つあああああああ」と叫び返すだけ。

彼はその他大勢の女と同じだと思い、諦めた。
とにかく気持ちいいカヅチはレロレロと彼の舌にもむしゃぶりつき、膣内からとろけていく感覚に襲われる。
快感を貪る、交尾するためだけに生まれてきた生物。
今だけは本当にそんな気がしたカヅチは完全にイッた目で「イクイク」と叫び、歯を食いしばる。
古い洗濯機が暴れるようにガクガク震え、ラストは両手両足で万歳したようにオーガズムに達した。
生きる気力を取り戻したカヅチは彼に感謝し、明日も頑張ろうと誓った。

熱いぐちょぐちょの交尾が終わり、やがて夜が明けた。
いつもの服を着たカヅチがカーテンを開けて清々しい朝の光を取り込むと、彼は眩しさ手庇を作った。
昨夜の乱れた余韻さえ残していないカヅチは、ガリア対策を話し合うのだからさっさと起きろと促し、散々喘がされた股間の物を粗末だと罵った。
彼は呆れながらも、微笑ましく思えた。
そして円形会議場に集合すると、結局嫉妬が隠せないルーミは口をへの字に曲げ、世界で唯一の男様よ、お勤めご苦労様ですと労った。

それを無視してカヅチが議事進行をし始めたが、その前に彼が嘘を吐かれまくっていたのだから、知っていることを全部話せと意見した。
ガリアの様子からも、この地下に嫉妬深い神がいるのは間違いないはずなのに、なぜ殺さないのかと。
一方、レジスタンスのアジトに戻っていたガリアは、パイズリネクタイの首を刎ねてお肉をおいしく食していた。



































