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82話

まだガリア襲撃に気づいていないモモたちは、ようやく派遣されてきた新ガーディアン二人と初顔合わせの挨拶をしているところだった。

 

新しく入ったのは薙刀を武器に近接戦闘タイプで猪突猛進そうなナゴミと、一見いかにも魔法をぶっ放しそうな帽子を被っているキアだ。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

緊張のあまり、モモとリリア相手でも噛みまくるナゴミは「~っす」という喋り方が特徴の熱血女で、ガーディアンになる夢が叶えられた今、身命を賭してこの街を守り抜くのが新たな目標に変わったんだと熱く語る。

 

そんな勇ましいナゴミが携える薙刀は三千年前から伝わる骨董品の中の骨董品だが、めっちゃ強いんだと自信満々。

 

 

片や物静かで常時ジト目のキアの武器はと訊かれた本人はマントを変態みたいにガバッと広げ、白スク水よりも目を引くマントの裏とベルトに取りつけた手榴弾を披露した。

 

急にテロリストじみて物騒度が上がった武器を披露したキアは、サンドリオで発掘されたこの爆弾を置いて爆発投げて爆発、いざとなったら抱きついてチャオズ爆発するんだと語り、初対面でヤバそうな雰囲気をアピールした。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

癖が強すぎる新人たちだったが、目下ミースの街は拍子抜けするほど平和が持続しているので、モモは気楽にいこうとアドバイス。

 

平和が何よりを合い言葉に新人が続いたところで、もうそろそろラスト一人のミサキも合流するはずの頃合いになったその時、ミースの街に警鐘が鳴り響いた。

 

 

 

逃げながらエマージェンシーを声高に叫ぶミサキは住人を先導してどんどんガリアから距離を取らせ、魔女だ逃げろと避難誘導を最優先。

 

食事に逃げられたガリアに超スピードはないのか、建物の陰や屋根の上から覗き見られながら広場にぽつねんと立ち尽くした。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

ちょっとでも近づけば住人たちは一目散に逃げだすので、さてどうしたものかと思案し始めると、騒ぎを聞きつけたモモたちがミサキに合流。

 

大爆発から辛くも生存したミサキは、ノーモーションで物を破壊できるが攻撃範囲をさして広くないはずで、こうして距離を取っていれば攻撃してくる様子がないと説明した。

 

 

しかし弱く見積もられたガリアはちょっとイラつき、ミサキの分析が誤っていることを知らしめるためにフリーザみたいに頭上にデスボールを作り上げた。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

さっきまでのドジっ子成分が強い表情は消えてなくなって邪悪な笑みを零すや否や、デスボールを建物に向けてぶん投げた。

 

石造りの建物が一瞬で崩壊して吹き飛び、隠れていた住人がゴミのように宙を舞って黒焦げにされてしまうのだった。

 

 

いつでも街を滅ぼせる実力を要したガリアが大人しく遠巻きにされていたのは、もちろん食糧を自ら消し飛ばしたくないから

 

この一発は自分の要求を飲ませるための実力アピールであり、街を潰さない代わりに一日一人ずつ生贄を捧げろと交換条件を出した。

 

 

ガーディアンが選択を迫られた直後、熱血新人のナゴミが一歩前に出て、無謀にもガリアに切っ先を突きつけた。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

勝てる勝てないじゃなく、使命を帯びて赴任した初日に敵に屈するなどあり得なかったナゴミは、命よりも意地を通す覚悟をわずかな間に決めていたのだ。

 

 

その意気や良しというより、食事が進み出てくれたとしか思えないガリアはニンマリ微笑んだ。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

 

一方、嫉妬深い神との対面を終えて早々、アマネと交尾して欲しいと頼まれた彼は地上階に戻っていた。

 

 

そして手足を拘束されたアマネは姉とバニーユに無理やりベッドに放り込まれ、声なき抗議をするも聞き入れてもらえなかった。

 

彼も意思を無視されてあれよあれよ言う間にアマネと二人きりにされてしまって戸惑うし、彼女も野生動物のように威嚇しているので勃起しそうな気配もなかった。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2019年25号

 

 

感想

パラレルパラダイス80話81話82話でした。

今回は至って真面目な回で、ストーリーも核心に迫ってそうな展開になりましたね。

ガリアがミースを地獄絵図にするのか、仁科はどこまで関わっているのか、楽しみです。

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