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4話

無雲は紹介されるなりいきなり土下座し、妹を助けて欲しいと頼み込んだ。

 

妹は未知の病気に罹っているらしく、素人目に見ても今すぐ治療が必要で、自分は島に残ってもいいから船に乗せてやって欲しいという。

 

 

涙ながらの訴えだったが、甲斐は敵対心を露わにしてよく知らない相手の頼みをよく知らない島で聞く余裕はないとはねつける。

 

千歳も信用できないと言えば、桃崎が自分を助けてくれた人なんだと味方に回るが、それでも真実は詐欺師の手口かも知れないと言い返す。

 

だが海上保安官の涼子は、誘拐犯の一味で怪しくても、自分が協力すると名乗りを挙げた。

 

しかし、睦美はここまでそれぞれ協力し合って切り抜けてきたのだから、バラバラになるのは生存確率を著しく下げてしまうと忠告した。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

睦美の言葉なら信じられる千歳は、確かにその通りだと思い、今まで通り、涼子が行くのなら自分たちも同行すると決めた。

 

もちろん無雲を完全に信用したわけではなかった。

 

 

 

ここは辰野神島。

 

今いる住宅街は港からほど近い島の外側で、妹がいるのはここから1㎞ほど先の社らしい。

 

そこに向かう山道の途中に、少し前からが出始めたのだと言う。

 

蚊の数が増え始めて脅威に変わってくると、ついに刺された人間のその箇所が水膨れのように膨れ、血を吸い尽くされて殺されてしまったのだ。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

睦美たちが最初に遭遇した、アゲハの時と同じような状況だった。

 

 

妹はその蚊に刺され、命は助かったが日に日に弱って今は寝たきりになっているという。

 

無雲たちもバカじゃなく、ヨモギと松脂を燻した煙で蚊を寄せ付けない方法を取っていたが、睦美に言わせればあくまで蚊避け程度で確実に刺されないものではなく、人数が増えればその分襲われるリスクも高くなる。

 

リスクが相当高いことで彼らの表情が曇ると、無雲は見返りに船の燃料を条件に加えると条件を出した。

それで睦美は、危険があっても行けないことはないと請け負った。

 

 

 

夜、松明を掲げながら山道を登り始めた一行。

 

動物や昆虫が嫌う植物が植わっている道中、睦美は気づいた植物を採取しながら歩みを進めていた。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

松明を掲げ、無雲と犬の霧島を先頭に夜道を歩いて程なく、蚊が出現するらしいエリアに入った。

 

一旦足を止めると、睦美はリュックからさっき採取したハーブのレモンバームを取り出して軽く水で洗い、皆に配っていった。

 

レモンバームは蚊が嫌がるシトロネラという成分が含まれていて、これを食べることにより呼吸で蚊が誘われてくるのを防ごうという。

 

そのついでに、睦美は足裏をちゃんと拭いて来たか確認を取った。

 

蚊は汗等にも誘われてくると言われているが、今回は足裏の常在菌を除去する方がより効果が高いと判断し、睦美は出発前にしっかり拭くようアルコールシートを渡していた。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

 

レモンバームも口にしてできるだけの準備を整え再び歩き出すと、乾燥ヨモギと松脂を保管している物置が見えてきた。

 

それに豪快に火をつけて煙を出させ、全身に浴びることによりまた蚊避け対策になる。

 

睦美はこの知識が無雲のものなのか訊くと、彼は婆々(ビィビィ)に聞いたと答えるので、睦美は誰のことか分からなかった。

 

 

改めて出発する前に、睦美は蚊やアブが寄ってきやすいとされているO型の人がいないのを確認してから、再び山道を登り始めた。

 

 

そしてそう時間はかからずに霧島が呻り出した直後、巨大な蚊が現れ、真美に狙いを定めた

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

千歳が素早く松明を横薙ぎに振り抜くが、その風圧を利用して蚊はふわっと避けた

 

横からの攻撃には風圧を利用して避けられると叫んだ睦美は、自分に狙いを変えた蚊を動かずに待ち構え、砂を詰めたソックスを真っすぐに打ち出して返り討ちにした。

 

 

飛翔する昆虫は人間の攻撃を利用してその風圧で避けることができるが、その動きのパターンさえ知っていれば、逆に利用して落とすことが容易くなる。

 

そして飛翔できても飛ぶのが苦手な害虫などは、逆に手を振り回したりすれば空気の動きに巻き込まれて近付いて来てしまう場合が多くなる。

 

 

どこからともなく現れてくる蚊は、ほとんどが睦美を集中的に狙い出した。

 

実はO型の睦美はあえてハーブも食べず、自分に狙いを集中させて他のメンバーを社まで突っ切らせるつもりだった

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

砂詰めソックスを使いこなしている睦美が次々と蚊を粉砕している間に、一行は全力で走り、行く手に飛び出てくる蚊を松明で怯ませながらどんどん進み、無事に社の広場まで辿り着いた。

 

 

それを確認した睦美も一気に走り出した。

 

しかし、もう少しというところで木の根に足を取られて転び、それを狙って一匹が襲いかかった。

 

すると、ギリギリのところで無雲が松明で粉砕し、守ったのだった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

 

何とか危機を乗り越え、全員無事に無雲の妹が隠れている社に着き、いざ対面と行こうとしたその時、今度は桃崎をミミズ地獄に落とした京介と法嘩が姿を現し、銃を持っている甲斐を人質に取った

 

果たして、無雲の演技に騙されて誘い出されたのだろうか?

 

 

感想

大巨蟲列島1話2話3話4話でした。

タイトルに「大」がついて、新章が始まりましたね。

カブトムシだけが夜の街に闊歩する脅威なのか?

ここに来て学校の日常風景が出てきたので、普段の生活も知りたくなってきました。

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