35話
エグゼロスではない曙はせめてものお手伝いとして家事をこなしていた。
彼と雲母を応援する気持ちと助けてもらったお礼だったが、実際に二人の訓練風景を見て、どう見てもいかがわしいものにしか見えなずに衝撃を受けた。
誰が見ても、野外ソーププレイだったのだから。

筋トレしたり滝に打たれたりを想像していた曙が、遠目からは挿入しているようにしか見えない彼のくんずほぐれつを見つめていると、ミヤコ師匠が敏感に気配を察知し、ローションで捕まえて引きずり込んだ。
覗き見は趣味が悪いと非難された曙は、逆にエグゼロスがこんな不健全だったなんてと嘆き返した。
そのワードは、ミヤコの逆鱗に触れてしまった。
ハレンチやら変態らやは許容できても、何が不健全なのかは完全に個々人によって違うと考えているミヤコはそう言われるのが我慢できずに激オコ。
修行に関係ない曙もローション塗れにして不健全の中心に参加させる。

こんなめんどくさい性格だから人が集まらないことをアンナは分かっていたので、またかという風に溜息を吐いた。
彼は無関係なんだから解放してくれと宥めるが、もう前しか見えていないミヤコは、エグゼロスは誰しもなれる可能性を秘めている以上、無関係なんてことはなく、素質があるか調べようとしているだけだと言い返す。
人一倍エッチいことに辛い思いをしてきた曙は、訳の分からないまま辱めを受けさせられ、更に同級生に大事なところをオープンさせられそうになって助けを求めた。

そして彼は見えゆく曙の秘部が露わになる前に、暴走しているミヤコを引き離し、無理強いはキセイ蟲と同じだと責めた。
同時に、雲母も間に入って曙のシャツを下ろしてあげた。
その行動により、二人はミヤコと同じオーラを身に纏っていた。
アンナに頬を叩かれて正気に戻ったミヤコは一つ咳払いを入れ、それこそ天地無装の法だと宣言した。

これで曙もいかがわしい内容でもちゃんとした修行だと理解したが、ミヤコへの警戒心はそのままだった。
ともあれ、半日で能力を解放したことは生半可な成長ではないとミヤコは感じた。
その夜、ぬいぐるみ状態のチャチャは修学旅行から消えた彼と雲母を探し、森の中を歩いていた。
そして蛇に遭遇して逃げ出した先で、更に巨大な蛇に遭遇してしまうのだった。
夕食を食べ終えた雲母は、まだまだ修行は続くと言いながらニヤつくミヤコから逃げるように、曙を誘ってお風呂へ。
お互い脱ぎ脱ぎしながら、とんでもない修学旅行になったことに苦笑いしつつ、さっきの野外ソープ修行については忘れようと確認し合った。
そして雲母は、巻き込んだ挙句に家事まで手伝わせてごめんねと謝った。
曙がいつものバイトで慣れているから大丈夫だと気を遣うので、雲母は友情を深めようと可能な限りの協力を申し出た。
だから曙はお言葉に甘えて何か打ち明けようとした。

その時、ミヤコが彼を湯舟に投げ落としながら乱入してきたのだった。



































