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キャシアはまずなぜアルクがここに来たのか訊ねるが、そんなことを聞いている場合ではないとすぐに思い直し、ここを出る算段を巡らせ始める。

 

アルクは魔法でどうにかならないのか訊くが、キャシアはサスカッチとの実力差を思い知り、今の自分ではどうにもできないと首を横に振った。

 

 

サスカッチとの差を身を持って思い知らされたキャシアは、威厳も何もなく、また膝をついた。

 

アルクは出し渋っている場合ではないと思い、キャシアの折れた剣を拾うと、一つだけ方法があると言い、手の平を切り裂いた。

 

いきなり自傷行為に走ったアルクを見て、驚き理解できないキャシア。

 

アルクは取りあえず細かい説明を省き、信じるかどうかを訊ねた。

終末のハーレムファンタジア
著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+

 

 

アルクとキャシアが氷の牢に閉じ込められている隙に、サスカッチは近くの集落を襲撃し始めた。

 

 

住人にしてみれば、青天の霹靂の地獄。

 

瘴気により男勢を失っただけでなく、食糧問題まで厳しくなって生きるか死ぬかの時に襲い来た白い猿の怪物。

 

サスカッチは逃げ損ねた村娘を容赦なく氷漬けにし、無慈悲なストレートで粉々にしてしまう。

終末のハーレムファンタジア
著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+

 

 

モンスター全般そうなのかサスカッチだけか、人間が我が物顔で生活しているのが気に入らないらしく、まるで間引き感覚で命を奪ってゆく。

 

そして臭いをスンスンと辿ったサスカッチはウェンヌたちを見つけ、月にも届きそうな勢いで大ジャンプした。

 

家が小さく見えるほど飛び上がったサスカッチは爆音を轟かせて着地を決めると、一軒の家の裏に睨みを利かせ、臭いで分かっているぞとウェンヌたちを追い詰めていく。

 

戦闘力を失ったウェンヌには為すすべなく、幼いターニャの震えを止めようとするので精一杯。

終末のハーレムファンタジア
著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+

 

 

そんなことに構わず、サスカッチは悠々と近づき、容赦なく氷漬けからの粉砕で仕留めようとした。

 

その時、何かの気配を察したサスカッチは急に後ろに飛び退いた。

 

直後、地面から切っ先鋭い氷塊が突き出て来た

 

 

ウェンヌも見覚えがある、行く手を遮られた氷塊。

 

余裕ある表情を取り戻したキャシアは、折られた剣さえ魔力で修復し、氷の剣にして生まれ変わらせた。

終末のハーレムファンタジア
著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+

 

 

マハトの力でパワーアップしたキャシアなら何だかイケそうな気がする中、別行動していたアルクはウェンヌたちと合流し、今の内に急いで戦闘現場から距離を取っていく。

 

 

余裕と自信を取り戻したキャシアは真っ向勝負で斬りかかり、堂々と受け止めたサスカッチは睨み合いながら急激に冷たさを増したパワーアップの秘密を知りたくなる。

 

そして渾身の拳を打ち返し、キャシアもがっちり受け止めた。

終末のハーレムファンタジア
著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+

 

 

しかし単純なパワー勝負では受け止めきれず、キャシアは吹っ飛ばされてしまった。

 

マハトのおかげで早々簡単にやられることはないにせよ、さすがにまだサスカッチを倒せるほどの魔力を手に入れた訳ではなかった

 

アルクはそれも見越した上で奥の手があると説明していたが、果たしてその手とは…

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