91話92話
渡りに船とはこのことか。
愛した者を救いたいのはもちろん、振られてもセック〇したならば気持ちにワンチャン変化が起きるかも知れない。
何よりしたいので恵那は藤代にしな垂れかかった。

周囲が戸惑う中、恵那の勇気に触発された絢美も動き、背後から原田の手をそっと握ると、真っ赤な顔でもう惚れちゃってるから命と引き換えにしたら処女くらいなんぼのもんじゃいくらいの勢いで押し倒した。
そして、躊躇わずに舌を絡める濃厚なキスで責め始めた。

するとデブもチャンスと思い、人命救助を免罪符に誰でもいいからと声を上げるが、当然他の女たちは嫌そうな顔をあからさまに見せた。
その時、風祭が大きな声でこれは罠だと叫び、無理やり藤代を引っ張ってジャングルの中へ走り去った。
罠とはなんだと訊かれても詳しくは説明できないと言うだけの風祭が走り続けていくと、朽ちかけた古井戸があった。
そこで足を止めると恵那も追いつき、聖女機関の罠だと言い張る風祭と、まずは藤代の命を救うべきだと主張する彼女との激しい言い争いが始まってしまった。

埒が明かないと見た恵那は藤代を連れて今度は自分が逃げようとするが、彼もさすがに素直には応じずわちゃわちゃしているうちに、彼女は古井戸に足を取られてしまった。
そして手を伸ばして助けようとする藤代も足を滑らせ、それを助けようとした風祭は振り上がった藤代の足に顎を蹴り上げられ、3人一緒に井戸の中にダイブした。
どれだけの時が経ったのか、身体に痛みを感じて目を覚ました藤代は、遥か高くに出口があることに気づいた。
直後、何者かにキスされた。
唇を合わせるだけのキスだけじゃない舌に絡みつくこのベロチューの気持ち良さは、過去最高のものだった。
果たしてその相手は、そこらの女子よりも可愛く見えてきた気さえする風祭だった。
恵那が気を失ったままでいるうちに手慣れたキスをぶちかましたのも、セック〇してリア獣化させないためであり、新薬の副作用は嘘だと分かっているからだという。
だから恵那が起きてむしろ望んでいるセック〇をさせないために、藤代の性欲を搾り取ると言い出した。

驚愕した藤代はまず冷静に、どうして嘘だと知っているのか問い質すが、風祭は唇で唇を塞ぎにかかり、それが食い止められれば乳首を極めにかかった。
男に乳首をいじられる気持ち悪さはまるで感じず、座った状態で額に指を突きつけられたように体がコントロールできなくなった藤代。
乳首がオンオフスイッチであるかのように、突かれて抓まれて囁かれた藤代は容易くフル勃起させられてしまう。

完全に主導権を奪われた藤代。
血流を股間に凝縮させられた彼は、恍惚の表情で息を喘がせる風祭をお釈迦様のように感じた。



































