46話
ニューヨークからの中継を見て、とんでもない恐怖で涙し、画面を見ることさえ敵わなくなったのは零たちだけではなかった。
それでも中継は続き、いつものようにアメリカンヒーロー5人が続々と集結した。
ヘルメット、ランドセル、ブリーフにタンクトップ。
あのおじさんと同じ格好のジャイアントヒーローたちは、毎回3日間の激闘を経て勝利してきたらしい。
そして日本のパブリックビューイングの前で同じ格好をした鬼藤というおっさんが中継を見ながら、上司に連絡を取っていた。

時間、日にちを確認している辺り、未来から来たらしい鬼藤は上司の桃乃木やヘフナーと同じ時間にいると分かり、合流を急いだ。
そして桃乃木は飛んで来いと指示してから他の者にも連絡を取り始めた。
桃乃木も同じくド変態な格好をしている、パッツン美女だった。

塩沢上等兵は2mは超えているだろう高身長に筋骨隆々な髭面ワイルドイケメン。
桃乃木がどこにいるか教えてもらい、急行しようとしていた。
ヘフナー伍長ももちろん同じ格好をしていて、桃乃木よりもグラマラスなプリ尻ダイナマイト美女。

誰にも見られていないと思い込んでいるから堂々としているのか、全員が不審者を見る目で見られても気にしていなかった。
彼らは本当に舞空術のように飛んで桃乃木の所に向かいながら、もう一人、長嶋大佐に誰も連絡が取れないのを確認した。
零がベッドの中でスマホの中継を見ながら、激しい戦闘に涙している頃、ランドセルブリーフの4人が合流を果たした。
桃乃木はしれっとATMから金を拝借してスマホを購入しており、色々いじり回して使用方法を早々にマスターすると、今日が2019年6月であり、本来来るべき時間より遅れてしまったことを皆に伝えた。
そして正確な時間に着いたのは、連絡が取れない長嶋大佐のみ。

更にネットに溢れている動画から、長嶋の代わりにピンク髪の巨乳が戦ったことを知ったのだった。
涙した零は映像を見られず、枕の横に携帯を置いて音声だけ聴いていたが、実況がヒーローが立て続けに二人も殺されたと慌て出したので、さすがに見ないわけにはいかなくなった。
ヒーロー側に初めての死者が出るほど、恐怖を刷り込むだけじゃなく圧倒的に強いサタン。
残り三人のアメリカンヒーローが全力で攻撃しているようだが、サタンは悠々と歩き進み、二人を同時に葬った。
かと思えばすぐに最後の一人の頭も吹き飛ばし、アメリカンヒーロー五人を全滅させてしまった。
もうアメリカを守れる者はおらず、世界一の大都市がSF映画のように黒煙をあげていた。
その辺りで零パパが帰宅すると、零とママは玄関まで出迎え、アメリカ滅亡が差し迫っている状況の不安を共有し、家族三人ひしと抱き合った。

感想
ギガントGIGANT44話45話46話でした。
今度はバンドマン陵がストーリーに大きく関わってきそうです。
ヒーローたちの名前からしても未来から人類を救うために来たのなら、ターミネーターっぽいですね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/66296
https://www.kuroneko0920.com/archives/14995



































