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首の在処を訊き出そうにも主導権を握れないアラタは、真珠が自分のことだと分かるように過去の事案と組み合わせ、保護児童の目の前で毒親に暴力を振るった話を打ち明けた。

 

その時に確かに殺意があったのも正直に話し、自分もアクリル板のそっち側にいてもおかしくないんだと締め、共感で信頼を得ようとした。

 

すると真珠も、自分の秘密を打ち明けると切り出した。

 

 

アラタはあわよくば首の在処を期待したが、それよりもある意味衝撃的な告白だった。

 

誰も殺しておらず無罪だと言い出すので、宮前は言葉の意味を訊こうとしたが、真珠の対象は今アラタだけになっていて会話に加わらせてもらえなかった。

 

 

信じるか信じないかを問われたアラタ。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

直感的に信じられないと思ったが、真珠の機嫌を損ねたら任務を果たせず、かといって正解など分かる訳がない。

 

だからアラタはまた話を逸らし、どんなところで式を挙げるのが理想か話して聞かせ、真珠にも着飾った姿を想像させた。

 

すると意外にも彼女は興味を持ち、話を広げようとした。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

外に出たら、その厳かな式が挙げられる。

 

それがさも現実的な話であるかのように畳み掛け、釈放されたい欲求を刺激してから、信じるという言葉で一番の理解者かのように振舞った。

 

 

何かを考えて整理したらしい真珠は、態度を翻して宮前を切り崩しにかかり、安い芝居で正義感溢れる弁護士のヒロイズムを刺激していく。

 

真横であっさりほだされた男を観察したアラタは、こんなやり口で三人も犠牲になったのだろうと思わずにはいられなかった。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

 

後日、刑事裁判の判決が覆ることはないと信じているアラタが、桃ちゃんに頼んで式場のパンフレットを取りに行くのに付き合って欲しいと頼み込んでいた時、宮前から不穏な電話がかかってきた。

 

 

真珠の控訴審で情状酌量の余地を見つけたい宮前は、彼女の過去を洗い直し、ある重要な事実を突き止めた。

 

ネグレクトの母子家庭、小学校にも通わせてもらえず、宮前が出会った頃の当時に児相でも行う知能指数を調べる検査をした結果、至って平均的な値を示していた。

 

そして逮捕後に同じ検査を受けた結果、30も上昇していることが分かったのだ。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

これは極めて異例な考えにくいほどの上昇値だった。

 

多重人格か、頭に大きな怪我をしたか、何らかの大きな原因になった出来事を経験しているはずだと考えた宮前は、アラタにそれを訊き出して欲しいと頼んだ。

 

 

 

今度は一人で面会に行ったアラタは、やはり無罪にするための協力はとてもじゃないができないと改め、別れ話を切り出そうとした。

 

しかしすぐに察した真珠は全てを言わす前に被せ、どこに身体の一部を遺棄したのかを夢の話だとして仄めかし始めた。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

睡眠時に見る夢は記憶の中の断片。

 

また指で目を吊り上げて見せる真珠はグニグニ動かし、遺棄した本人にしか知りえない細かい場所を紡いでいく。

 

果たしてそれは、女性としてアラタに執着しているからなのか、無罪を勝ち取るチャンスを逃がさないためなのか。

 

ふざけた顔からは読み取れず、アラタは別れるタイミングを失った。

夏目アラタの結婚
著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚1巻

 

 

そして証言の場所が掘り返され、本当に遺体の一部が発見されると、アラタは遺族とまた深い関わりを持つことになっていった…

 

 

感想

夏目アラタの結婚1巻でした。
面白度☆10 ピエロ度☆8

幽麗塔もかなりおもしろかったですし、これも狭い場所でストーリーが進んでいきますが、それだけで十分におもしろいですし、まさに道化的な真珠の態度から緊迫感が感じられますね。

1話ずつでも配信中なので、1巻の続きもすぐ読めます。

夏目アラタの結婚を読むならこちら

https://www.kuroneko0920.com/archives/48184