48話
ワイルドイケメンの塩沢はコンビニ前に降り立った。
店前では小汚いおっさんがカップうどんをずるずると啜っていて、塩沢は腹の虫を止められなかった。
このおっさんが食っているものを食いたくてどうしようもなくなった塩沢は店内に入り、客を驚かせながら目当ての物を探し当てた。

購入しておっさんの横に戻り、食い方が分からないでいると、おっさんが親切に作り方を教えてくれた。
そして箸は上手く仕えなかったが、空腹につるっとした麺と熱い出汁が染み渡っていった。
塩沢から連絡を受けたヘフナーは修学旅行生たちにプリ尻を撮られまくりながら、すぐに桃乃木たちにも伝え、合流して現地に向かった。

真剣に緊急招集をかけられた3人はパピコが見つかったのかと思ったが、塩沢はまた買ったカップ麺を手に堂々と待ち構えていた。
それが食べ物かどうかさえ判別できない彼らは、どうパピコと繋がるのか訝しむが、塩沢は何も説明せずにお湯を入れてくるとだけ答え店内に戻った。
そして出来上がったカップ麺を披露すると、彼らも芳しい香りから食べ物だと理解できた。

この感動を共有したい塩沢の想いに最初に応えたのはヘフナーで、割り箸も割らずに不器用に引っかけて麺を放り込むが、そこまでの感動はなかった。
しかし、出汁を流し込んだ瞬間にアヘった。

さっき食料補給したばかりの桃乃木も部下の勧めに受け取り、人類の緊急事態に際して関係ない事にかかずらっている不真面目さを窘めながら麺を口にした。
直後、すぐにその美味さに本来の可愛さを発揮。
待ち焦がれる鬼藤を少し待たせてからしっかり味わい、最後に食した鬼藤も未だかつてない美味さに目を見開いた。

カップ麺の美味さに囚われた彼らは一時的に優先順位を変え、一人一つのカップ麺を食べることにした。
そしてそれぞれ購入し、店前で仲良く並んで麺を啜り始めた。
その頃アメリカにいるサタンはサンフランシスコに突入し、また一つの大都会が壊滅され始めていた。
宇宙戦争のような光景がニュース番組に流れていたが、ブリーフ集団は本格的なうどんの味を知るため、人気店の行列に並んだ。


































