
終末のハーレム
78話79話ネタバレ感想
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美来の出生の秘密が明かされた。
怜人に孕まされるために生まれてきた絵理沙のクローン美来が遠い異国にいる彼を健気に想っている頃、彼は特効薬研究の実験で、命の危機を迎えていた。
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78話
声もなく血を吐いた怜人。
絶望的な状況に陥り、マリアがウイルスの動きはどうかシン博士に訊ねると、完全に希望を絶たれる答えが返ってきた。
高濃度ウイルスを注入したおかげで、残り数時間の命だろうと。
残酷な結末が間近に迫ってアナ姫が涙を零す中、いち早く動いたビンビンは残りの結晶を手に香港に帰らせてもらうと言い出した。
あまりに薄情な態度をアナ姫が咎めると、ビンビンも隠しきれない悲しみを吐露したのだった。

その時、極寒の地にいた絵理沙とショートカットも駆けつけた。
彼の消えゆく命を見た絵理沙は気丈にまひるを気遣うが、それよりも全世界に大変な情報が出回っていることを知らせに来たのだ。
UWが世界に向けてフェイクニュースを流していたのだ。
MKウイルス散布の首謀者はロスアニア公国だと。

世界を牛耳っている組織が発信する情報というだけで、世間の人々は面白いほどに初めて聞いたどこにあるかも分からない国に憎悪を募らせていく。
具体的でない悪評を鵜呑みにし、研究施設が多くあるというだけで疑い、現地からウイルスが検出されたらしいと聞けば、最早暗示のように信じ切ってしまう。
更に彼が拉致されてウイルスで殺されそうになっているとも流し、罪を擦り付けて私利私欲を貪ろうとしていた。

青天の霹靂に出会ったアナ姫は激昂し、机を叩きつけるが、UWの影響力は如何ともしがたい。
そもそも、ここまですんなり到達できたこと自体、このフェイクニュースを流すための傍観だったのではないかとビンビンは怪しみ、絵理沙が確信に変えた。
しかも、このニュースが嘘だと分かっているのはロスアニアでも中枢を担う者だけ。
国民の暴動が起きてもおかしくなく、UWが軍事力を介入させる状況に追い込まれるのは時間の問題になりそうだった。
国勢での絶望も募ったその時、彼が大きく咳き込んだのをきっかけに麻酔が切れ、意識を取り戻した。
もちろん容態が好転したわけではなく、博士は話せる最後だと伝え、覚悟を促した。
そして彼は、眩しい天井を見ながら血を吐いているのに気づいた。
真っ先に中に絵理沙が飛び込むと、ここにいるはずのない彼女の体調を心配した。
他のメンバーが気を使って入口で止まっているのを見て絵理沙が平気だと答えると、彼は咽び泣く彼女で自分の死期を悟った。

絵理沙はもちろん受け入れられず、もう一度コールドスリープすれば大丈夫だと訴えた。
彼は辛さを堪え、それこそ酷い仕打ちだとばかりに冗談ぽく返した。
しかし絵理沙も思いつきで言ったわけでなく、最初から何年でも待つ覚悟はできているから故の言葉だった。

号泣し、しっかと手を繋いでくる幼馴染みの女の子。
彼は改めて可愛いと思い惚れ直すが、視界が徐々に暗転していくといよいよ死を感じた。
そして、絵理沙にそっくりなあの子との約束もあったなと思い出した。



































