126話
友達の首なし死体を眺めながら、桜川は物悲しそうにヘリで揺られて夜空に消えた。
程なくサイレンと共に消防車が到着して消火活動が始められた頃には、カチュアたちはレイカの自宅前にいた。
教団に襲撃されることを心配してカチュアは自分たちのアジトに誘うが、レイカ家には怪我人がいるらしく、まず息子の供養をしてやりたいのだという。
取りあえず今夜は襲われないだろうと踏み、二人はほんの何時間かで培った絆を確かめ合うように抱き合い、別れを告げた。

そして別れ際、カチュアはいい歳してドスケベ下着を着けている理由を訊き、レイカはまさにイイ女を気取って答えたのだった。
アジトに戻ったカチュアたちはまず、捕らえた信者からの情報収集を始めた。
全裸で木に括りつけた二人を拷問するのは、ドMでありドSでもあるカレン。
その方法は男としての人生が終わりそうな、金〇針責めだった。

信者のくぐもった悲鳴が家の中にも届く中、千歌は撃たれた小夜子の具合を心配した。
一番手先が器用だろう美依那が治療にあたったところ、命に関わるような重傷ではなく、さすがドクターメンゲレを宿している小夜子はギリギリ自分で止血を施していたのだ。

小夜子の手当てが終わったところで、真希の話は避けては通れない。
小夜子は間違いなく真希に撃たれたと証言するが、姉妹の幸せをなんだかんだ一番願った霧子は俄かには信じられない。
しかし、教団に洗脳され、自分たちが姉妹を殺すために快く送り出したフリをしていると思い込まされていると、相対した小夜子は分かった。
姉が死んだショックは凄まじく、弱り切った心の隙間につけ込まれた真希は姉が生きているものと思い込み、パパの裏切りさえメデューサたちの計画だと考え、教祖を妄信してしまっていた。

真希は完全にどっぷり教祖にあることないこと吹き込まれていた。
教団の教えをしっかり叩き込まれ、ダーキニーは世界救済に必要で、メデューサはただの快楽殺人鬼。
小夜子たちがまた殺害計画で連れ戻しにきたと思い込み、ガチで殺すつもりで連射していた。

感情が昂っていたせいか、幸いにも肩に一発当たっただけで済んだが、真希はすぐにマガジンを装填して止めを刺そうとした。
すると小夜子を守る瀬里の姿が見え、それ以上撃てなかったのだった。
一方その頃、潜入しているスパイが教団の決定的暗部を目撃し、証拠をカメラに押さえることに成功していた。
腐れ坊主たちと女信者たちの乱交パーティー現場だった。




































