エルフたちでは太刀打ちしようがなく、最早これまでかと諦めたその時、フェラリスが燃え盛る口元に風魔法をぶち込んで邪魔をし、仲間たちを助けた。

その隙にエルフたちは動けるものが傷ついた者に肩を貸して避難し始めると、それらを飛び越えてアルクとセリーヌが果敢に斬りかかった。
攻撃を当てるだけなら容易いが、硬い甲羅は剣もあっさりはじき返すほどの硬度を誇っていた。
振り抜いた手がじんじん響くだけの一撃は完全に無駄になり、剣士二人は早くもなすすべが無くなってしまうし、炎を纏ったサラマンダーに近づくことさえ困難。
すると今度は、サラマンダー戦において自信満々だったジョアンナが参戦し、水の槍をぶち込んだ。

まともに背中にぶち当たると大爆発を起こし、これはやったかに見えた。
しかし煙の中から出て来たサラマンダーはダメージを負った様子はなく、まさかの結果にジョアンナは絶句。
そしてお礼に火球を放たれ、逆に返り討ちにされそうになってしまうが、回避行動を取るでもなくボケっとしたところをフェラリスに助けられた。
そして、サラマンダーが水蒸気爆発を起こすほどの熱を持っていることに驚愕するのだった。

直後、どこからか悲鳴が聞こえてきた。
燃え盛る一軒の民家に向かって泣き叫んでいる美しいエルフは、中に娘が残されているという。
足元にあの可愛いウリ坊がいるのに気づいたセリーヌは、あのツンデレ少女のことかと察した。
少女は興味ないふりしておいて、セリーヌの武具を炎から守るために頑張って持ち出そうとしているが、相当に重くてなかなか動かせず、そうこうしているうちに炎に囲まれていた。

天井も崩れ、逃げ場を失い、瓦礫と炎に巻かれるかと思われたその時、セリーヌが颯爽と助けに現れた。
少女は綺麗でカッコイイ騎士の登場に号泣し、セリーヌは勇気を出して武具を守ってくれたことに感謝した。
しかし火の手はどんどん回り、建物はどんどん崩壊の一途をたどっていく。
見ることしかできない母エルフは泣き叫び、アルクは固唾を飲んで無事で脱出してくれることを祈った。
するとセリーヌはアメコミヒーローの如く、燃え盛る家屋から少女をお姫様抱っこして出て来た。
大火事の中を汗一つかかず出て来たセリーヌは、少女が守ってくれた武具を身に纏っていた。

感想
終末のハーレムファンタジア24話でした。
ジョアンナとフェラリスは良いコンビになりそうですね。
普通に3人に振られた感じのアルクですが、このタイミングでサラマンダー戦になったら劣勢は必至そうです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/72935



































