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死闘

結果、およそ40mほどいったところで新たな空間を見つけて戻って来てくれた。

 

途中、泥を巻き上げたところの視界がクリアになるのをしばし待つとして、一気に希望の光が灯り始めた。

 

 

この地底湖が地上に通じていると信じ、助けを呼びに行く数人の志願者を募ろうとしたその時、崖の上から眩いライトの光で照らされ、潜るまでもなく助かったと思われた。

 

もちろんそんな都合よくいかず、猿がいた場所に平気でいられること自体、猿を従えている証拠に違いなかった。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

射撃の腕が一番の清水が銃を受け取り、隊長が穏やかに話しかけて目的を訊ねた。

 

直後、崖からロープが垂らされ、猿が降下して襲撃してきた

 

 

清水が容赦なく撃ち殺していくと赤崎はまた猿の命を優先して喚き散らすが、今回ばかりは木ノ下がさすがに止めに入り、ついに二人の間で答えの違いが出た

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

そうこうしているうちに投石もされて混乱が広がり、降下を許してしまうと、いよいよ大惨劇を起こした巨大猿がロープ無しで飛び降りてきた。

 

 

うまく水場に着地して落下の衝撃を和らげる賢さも持った猿だが、水の中に潜んでいた吉川が背後から襲いかかった。

 

瞬間、それより早く振り向き様に鉈が振るわれると吉川の身体はスパッと3分割され、隊員の中で最強と認められて大活躍してきた男が一撃で殺されてしまう。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

吉川の仇を打たんと銃口を向けた清水を突き飛ばす赤崎。

 

何本もロープが垂らされ、数十匹の殺人猿が降りてくる絶望的な光景。

 

冷静に勝ち目ナシと判断した隊長は、今すぐ地底湖に潜って洞窟の先へ行けと指示した。

 

 

 

数十匹の子猿、巨大猿、そして筋骨隆々な無毛猿

 

ここが迷惑をかけた分を取り返すところだと覚悟した阿部は、仲間たちを助けるために死を覚悟して気合の咆哮をあげた。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

隊長や阿部たち数人の隊員が残り、逃げる時間を稼ぐ戦後時代さながらの殺し合い。

 

この乱戦で殺意が漲り過ぎた千葉は、悔やんでも悔やみきれない光景を脳裏に焼き付けて生き永らえる道を選んでしまうのだった。

 

 

 

地底湖に潜ったメンバーは早乙女を先頭に一人、また一人と吉川が繋げてくれた次の空間に辿り着き、大きく酸素を取り込んで生きた心地を取り戻していく。

 

そして自慢の泳力で冷静にロープを辿っていた赤崎は、必死に背後をついてくる木ノ下への殺意を一気に高め、夜叉姫の如き冷たい目で沈みゆく男の最期を見届けた

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

 

この猿の奇襲で犠牲になったのは、隊長、阿部、吉川、木ノ下の4人。

 

必然か偶然か、今回は宮田たちの班に犠牲者は出なかった。

 

 

いけしゃあしゃあと何食わぬ顔で木ノ下の死を驚く赤崎。

同じ猿好きとして、葉山に親近感を抱いて歪んだ狂気に満ちていく赤崎。

真実を話せず、悲しみに暮れて殺意だけを膨れ上がらせていく千葉。

変異種と思われる、無毛のマッチョ猿。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock3巻

 

 

狩る側じゃなく狩られる側だと理解した一行だが、どんどん擦れ違いが大きくなっていた…

 

 

感想

モンキーピーク the Rock3巻でした。
面白度☆9 逆蜘蛛の糸度☆9

ロープから降下してくる猿の襲撃なんて、終わったと思うしかない絶望的光景ですね。

元祖モンキーピークでもどうしようもないクズはいましたが、今回は赤崎がその役目を独り占めしそうなので、悲惨な最期を迎えて欲しいです。

モンキーピーク the Rockを読むならこちら

https://www.kuroneko0920.com/archives/74684