135話
メイが逝ってしまった悲しみを彼にぶつけることにしたピアノ。
またダークサイドに堕ちそうな顔で、交尾させろと迫る彼。
そしてピアノの武器は一撃必殺間違いなしに見えるモーニングスターだった。
すると彼もカヅチが打ってくれた刀を抜き、ルーミに同士討ちをさせるわけにはいかないと言いつつ、余裕で勝てると踏んでいた。

モーニングスターなんて一回躱せばもう勝利間違いなしだと言い切り、ベロチューで発情させてヤルと息巻くが、ピアノは発情などあり得ないと言い返した。
なぜならピアノは、あの誇り高く厳しいナクタから直々に稽古を受けてきたからだった。
子供の頃からの厳しい鍛錬で最も教え込まれたのは、自分自身に厳しくなれる誇り高い人間になることであり、それは死を恐れぬことだった。
幼い頃はその厳しさゆえに涙を流したものだったが、根っこは優しいナクタを慕って踏ん張れたのだ。

そんなナクタとの思い出と約束があるから、性欲に支配されることなどあり得ないと思っていた。
彼に言わせれば気持ちの問題など発情率100%のデータの前には根拠にもならないし、同じように自信たっぷりだったナクタとかいう女騎士もキス一発で自分から求めてきたと煽った。
さすがに聞き捨てならないピアノは動揺を隠せず、彼はビンゴだと察して底意地悪く悪役みたいにニヤつき、ナクタとも交尾して犬にしてやったと更に煽った。
ピアノは信じたくなかったが、ルーミに証言されると信じるしかなかった。

この世界の救世主になるという目的は立派だが普通に性格が歪んでしまった彼は、ナクタは凄まじく潮を噴いたんだと煽り続ける。
そしてピアノがキレて襲いかかったが、そうさせるのが彼の思惑だった。
一振り躱せば後は懐に飛び込んでベロチューをかましてやるつもりだったのだが、ガーディアンはそこまで浅はかで弱くはなく、もう一本取り出してバカみたいに飛び込んでくる彼に振りかぶった。
そして彼はあっさり鎖に搦め取られて倒され、重くて動けなくなった。
だからピアノは躊躇なく、顔面に鉄球を叩きつけてやろうとした。

避けれないしルーミも間に合わない。
急にヤバさを悟った彼が頼れるものは、カヅチが作ってくれた特製の刀のみ。
さすがに鉄球相手は折れてしまうと思ったが、それ以外に何もないので一か八かで斬りつけた。
すると鉄球はスッパリ真っ二つ。
とんでもない切れ味を知った彼は鎖も叩き切り、驚愕しているピアノにキスをぶちまかした。




































