スカートから太ももチラリ
誰が週刊誌に情報をリークしたのか分からないまま、証人のホームレスも召喚された第二回公判期日が訪れた。
心情的に真珠を見捨てられなくなったアラタが傍聴席から久しぶりに見た彼女は、JK風コーディネートでキメており、瞬時に下卑たファンたちの心を掴んだ。

そこまで短くもないスカート丈を気にして裾を引っ張るのは、本当の恥じらいか演出か。
そして真珠は、法廷に入ってから一度もアラタを見ようとしない。
犯行現場のアパートを拝借していたホームレスの証人尋問。
わざわざ自費でアパートオーナーと話をつけて、ホームレスの住居不法侵入を黙らせた宮前。
軽くいやらしくホームレスの証言が続き、真珠の乱れる姿とその時の声の想像がかき立てられていく。

被害者と争っていた謎の男X。
日常に見る喧嘩が殺人にまで発展するのはかなりのレアケース。
真珠に執着する怒号を放ったらしいXは、興奮が冷めると現場から離れていった。
現時点で真珠の犯行の可能性が限りなく高い証言と意見が出る中、いよいよ彼女は立ち上がって自分の口から説明しようとするが、またしてもスカートを利用した天然か演出か分からないチラリズムで可憐な見た目を武器にする。

そして真珠は、看護実習生の時に出会った父親について話し始めた。
品川環と三島正吾の間に生まれた真珠。
ホームレスになっていた父親、ストーカーしてくる父親、金を無心してくる父親。
やがて父親は、娘の身体も求めるようになった。
父に殺意が湧いて病院から薬を盗み、しかしとても実行に移せなくて自分が死ぬことを考え始めた苦悩を吐き出していく真珠。

感情が昂り、何かにハッとし、死刑でいいとあっさり諦めた真珠。
そこに計算が働いたのか疲れ果てたのか分からないが、自分の話が出たアラタはここぞとばかりに咳払いで自分の存在をアピールした。
離婚届を送りつけても傍聴に来る夫をついに見た真珠は、泣き笑いの笑顔を返した。
法廷はほっこり温かい空気に包まれ、裁判長も穏やかな目で見ていたが、メモには怪物級の演技力だと記した。
そして一旦の休廷に入って退出する際、真珠はまだ若そうな刑務官に接触し、指輪に憧れる健気な少女をアピールした。
真珠劇場に魅入られまいと気を張る裁判長。
チョロくほだされる刑務官。
真珠の言葉をどうしても鵜呑みにできないアラタは、母を庇い父を殺した可能性に思い至った…

感想
夏目アラタの結婚4巻でした。
面白度☆9 心理戦度☆8
4巻も駆け引きが凄まじく面白かったです。
虚実織り交ぜられているのか、全て嘘か真実か、JK風の私服もいやらしい演出でした。
https://www.kuroneko0920.com/archives/77723


































