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20話

優へのフォローは大丈夫だろうと思って帰宅した光は、玄関に入るなり母のヒステリックな叫びにビクッとなった。

 

どうも父が謹慎になってしまったことに憤慨し、降格等で経済的にランクダウンするかも知れないことを心配しているらしく、これでもかと喚き散らしている。

 

裏切り者になった光は、罪悪感を禁じ得ない。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

父がリビングから出てきて鉢合わせた光はばつが悪すぎてしどろもどろになりながら、母に対しては強気で大声で押せば大丈夫だと、偉そうにアドバイスをかました。

 

随分偉そうになったアドバイスに父は何を思ったのか、それも成長だと捉えて頭を雑に撫でてやった。

 

その父親らしい対応で、光は更に罪悪感を膨れ上がらせるのだった。

 

 

 

光がヒステリック女の扱い方を覚えて下に見ている頃、優は西袋に連れられて典型的な凸凹コンビのお笑いライブを観に行っていた。

 

もうウケにウケ、典型的な坊ちゃん刈りも素晴らしい自己プロデュースに見えたまま、大いに笑わせてもらった。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

生コンビに大満足の優にもっといい顔をしたい西袋は、実はボケとコンビを逆にした方がいいとアドバイスしたのは自分なんだと明かし、お笑い偏差値の高さをアピールして更なる羨望の眼差しをゲットすると、楽屋挨拶には尤もらしい理由をつけて行かないことにしていると、同期愛までアピール。

 

もっともっと喜ばせて天使の笑顔が見たい西袋は、当然飯にも誘い、僅かに時給が高いバイトリーダーとしての経済力もアピールしたくて、焼き肉屋に連れ込んだ。

 

子供の小遣いにもならない時給の差で尊厳を保つせいで、本当に遠慮なく高級肉まで頼む肉欲にビビりもするが、咀嚼顔だけで全て報われた気がした。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

高いテンションが続いている優は、先日の誰でもセック〇している件について切り込むと、西袋は正直に友達からの情報で詳しいことは知らないと返しつつも、光のことを貶しつつ口説きにかかった

 

急に可愛いと言われた優が驚き疑問を抱くので、西袋はキスしたいほどだと欲望をぶつけてみた。

 

すると優はその発言で冗談認定し、たらふく肉も奢ってもらって笑顔だけを見返りにした。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

もちろん西袋の狙いは、夕食後のお持ち帰り。

 

この後は帰宅しか考えてない優を、猫を見に来ないか、お笑いDVDを観に来ないか、実は養成所時代のレア映像なのだとガッツいて押しまくる。

 

もう下心満々の誘いだが、養成所時代のDVDなんて持ってない優はまた、ホイホイお邪魔することにした。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

 

小汚いアパートにコンビニのアイドルと二人きり。

 

西袋の鼓動は早鐘を打ち続け、もちろんセック〇なんて違法行為までするつもりはないが緊張で心音が爆音に。

 

一先ずお茶と自分のウーロンハイをテーブルに置き、誘いネタのDVDを鑑賞しようかとしたその時、優は色が一緒なので間違えてウーロンハイを一気飲みしてしまう。

 

飲み物を飲むだけでいちいちクソ可愛い優がまた最高の笑顔を見せたのも束の間、アルコール耐性が全くなかったらしく、瞬時に爆睡。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ20話

 

 

西袋に最大のチャンスが訪れた。

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