ファイナルデスティネーション
突き飛ばしていない、振り払っただけ。
それが事実で自分にもそう言い聞かせながら、照彦は警察にも証言すると、特に疑われるようなことはなかった。
中途半端な予知で最悪の結果を防げなかった今回、そもそも予知視ができると気づいたのは高校時代の転校直後で、いわゆる美人局みたいなトラブルに巻き込まれかけた時だった。
そして激しいストレスに見舞われた今夜、何故か元カノの奈美とヤっている記憶が蘇った。

翌日、サークルの部長が連れてきたのは合コンに参加していたみつきの友人のしおりだった。
遺族に頼まれて事故の詳細を訊きに来たらしいが、彼女は既に何かを察しているようだった。

単刀直入にしおりは救いようのないクズ女だった。
友人の死の原因が照彦にあると決めてかかり、金を強請るつもりだったのだ。

そして照彦はまた、予知をしおりに視るが静止画のせいで何が起こるか分からないものの、どうしようもない強欲女を死の運命からギリギリで回避させることができた。
しかし、予知視の未来は変えられず、しおりも凄惨な最期を遂げてしまう。

二日連続で目の前で最悪の予知視が現実になった照彦は、その衝撃が冷めないうちに新たな衝撃を受けた…
衝撃の事実は、高校時代からの友人で偶然大学で再会した茂も、予知能力を使えるという告白だった。
より詳しい茂に少なくないアドバイスをもらった照彦は、自分の予知視開眼に奈美が大きく関わっていたらしいことを知る。

そして、奈美のその後にも衝撃を受けた…
突然訪ねてきた警官の意味深な聞き取りと態度から、かつてこの部屋に奈美が住んでいたことが分かったし、彼女の最期もこのアパート前の道路だった。
それが分かったからか、部屋の空気が壮絶な事故物件のような重さを孕み出した。

奈美の人生を少しでも知ったからか、縁深い彼女も住んでいた部屋で予知視が暴走するようになり、照彦はどれだけ彼女と酷い別れ方をしたのか顧みて、罪の意識から呪いを解こうと考えた。
そして死んだばかりの二人の悪夢を見た後に、一族と関係があるらしいあの警官を頼り…

感想
予知視1巻でした。
エロティック日常SFっぽいかと思いきや、いきなり凄惨な展開になってしまうとは。
この先どうなるのか、かなり気になります。
「予知視」ネタバレ最新2巻。めんどくさいメンヘラじゃなかった…本気で助けを求めていた女子高生妊婦の生い立ち































