187話
並の信者ではメデューサの相手にならなかった。
霧子はワンツーボディブローで鳩尾をへこませ、止めにアッパーを一発。
真希の身体の瀬里は六角棒をするりと躱して、カウンターの一突きを突き刺した。

美依那も鞭のような刃物で奮戦する中、洋子は楊の拘束を解こうと頑張り、ギリギリでギザ歯の女も参戦することができた。
戦力が揃ったところでメデューサたちは装束を剥ぎ取って柔肌の防御力を少しでも上げると、犬養の一声で乱交に加わっていたダーカ候補たちも装束をまとった。
ここからはシンプルに強い者が生き残る、真っ向勝負の殺し合いが始まった。
それでもやはり個人の強さはメデューサが数枚上手か、殴って切ってとザコを圧倒する中、霧子と双子の一人がかち合った。
犬飼が先制のナイフで切りつけようとすると、霧子は身体を捻りながら腰の入ったフックをぶち込み、一発で強さを思い知らせた。

ここで自分が倒れたら背後の教祖が仕留められるのが分かっている犬養は、また大切なものを失くしてしまうのは嫌だと飛びそうになる意識の中で考え、ハイパフォーマンスリンボーダンスのような体勢でピタッと止まった。
無様に背中から倒れるかと思いきや急に気味の悪い笑顔になって起き上がりこぼしみたく起き上がると、これも急に穏やかな口調で殺し合い真っ最中の相手に切り出した。

誰も失いたくないから友達になってよ。
あまりに意味の分からない提案にポカンとしてしまった霧子は、犬養が帯を解いて自分の首に巻き付ける動作にまるで違和感を抱かず、バカみたいに縊られてしまった。
その違和感を抱かせない殺意も、犬養が宿している殺人鬼モデルの恩恵だった。
デニス・ニルセン。
好みの若い男ばかりをヤリまくった彼は多くの殺人鬼の例に漏れて、犯行を犯すまでは気の弱い男で小動物をいたぶるようなこともなかった。
とは言え死体を弄ぶのはもちろん、屍姦も当たり前に行ったイカレ野郎。
そんな男に10人以上も殺されたのは、ニルセンの動機が友人作りという微笑ましいものだったせいで被害者は殺され始めるその時まで気を許していたからであり、霧子も例に漏れず、毒気を抜かれてしまった。

瀬里はすぐ助けに行こうとするが、立ちはだかったのはハゲ信者とは一線を画するだろうダーカ候補の剣使い。
洋子と楊の相手は愛に生き愛に死んだ女横綱を思い出す重量級で、呼吸法と構えを見る限り、拳法使いの趣がある。
美依那は他の信者を相手にしながらも、こんな状況でセック〇をおっぱじめるのだから教祖がまだ厄介な存在になりそうな嫌な予感がしていた。

感想
サタノファニ185話186話187話でした。
戦える瀬里と千歌たちも合流したら、一気に形勢逆転しそうな気がします。
ただ、教祖は最後に内田に裏切られそうですね。
「サタノファニ」ネタバレ最新188話189話190話。セック〇教団で生まれた真実の愛!性器で生気を注入して生かす!


































