169話
神殺しの剣の封印を解くと神が復活する。
その意味は果たして、仁科の記憶が蘇るということなのか、それは結果のみで証明されるのか。
それなら好都合と思った彼はニヤつき、ならば抜かせてもらうと勝手に宣言して、またリーメアリーにガッカリされた。

人が滅ぶと言ってるのに抜くというのだからガッカリで済まされて御の字だが、彼は構わずもしもの時は俺が神をその場で殺すから大丈夫だと言い返し、崩月の呪いから解き放たれるのだという。
しかし改めて殺せるのか問われると、仁科が真横にいるので言い淀んでしまう。

その時、ドアがノックされて来客を告げられたので、リーメアリーは客間で待たす様にと答え、質疑応答が少し邪魔をされたが、改めて問い直した。
嫉妬深い神を殺せるのか?
すると彼の心中を察した仁科が席を立って出ていき、気を遣った。
まさか同行者が話題の中心人物なんて思いもしないリーメアリーには、本人がいなくなっても正体を明かせるはずもなく、ちょっと意味深な感じでごまかしておいた。
そして改めて嫉妬深い神は殺すと言い切った。
とは言えやはりまだ、仁科がこの世界に不幸をもたらした元凶で、いなくなれば解決するという前提があっての選択だ。
そんな彼の感情など知らないリーメアリーは、殺せると言われても殺せるとは思えないと言い返したところで、待ってられなくなったお客さんが雪崩れ込んできた。

豪快で高身長なハイランダーと呼ばれたエルフは、彼の美的感覚で見れば美人ではないレベルだった。
そんな木こりみたいな雰囲気のハイランダーはエルフなので男に触っても発情することはなく、遠慮なく珍しい彼を触り、軽い激励をした。
エルフだけあって人間を蔑むくらいには長命だから国造りには好きなように口を出し手助けはしないスタンスを取っているらしく、また彼に興味を向けた。

男にしか神殺しの剣が使えないのだから殺せるとした彼だけだが、本人がどう自信満々に言おうがリーメアリーは彼が殺せるなんて信用しておらず、だからさっさと帰って欲しいという。
ただハイランダーはまあ待てと宥め、男と交尾すれば崩月の呪いが解けるのは真実で、だから国母は独裁に邪魔な男を始末させようとしているのだと囁いた。
しかし国母を妄信しているリーメアリーにとってそれは侮辱で、神々しさなど消え去るほどにブチ切れた。

ともあれ彼はこのまま帰れないので、別に剣を見るくらいはイイだろうと譲歩して歩み寄った。
その願いにもハイランダーが加勢してくれたが、どうせ何もできないと小バカにしたニヤつきは、本当に性格がねじくれているのを表していた。
感想
パラレルパラダイス167話168話169話でした。
サキュバスからのギャップが凄すぎて、抜かれ過ぎて死を感じた彼の場合がギャグレベルに思えます。
「パラレルパラダイス」ネタバレ最新170話171話172話。急転直下の衝撃!態度も身体もデカいブスエルフが怯える相手!


































