髪が伸びた院長も可愛い
ダブルエルフが見事に痩せ、故郷に帰ってからしばらく、直江は何かと溜息を吐き遠くを見るようになった。
そんな彼を本気で狙っているのか、部下として可愛がっているだけなのか、可愛い院長はハート〇っぱいで元気を注入してあげようとする。

その流れで頭をよしよし、飲みの誘いをぶち込むが敬遠される。
仕事帰りの道はどこか寂しい街の雑踏。
トレンディドラマばりに髪をなびかせて帰れば、朝食用パンを買い忘れたことに気づき、また出て行こうとしたその時、絵留札がドヤ顔100%で音もなく背後に立っていたのだった。

そう、見事に痩せ切って元の姿を取り戻したエルフは一度故郷に帰り、ポテトが恋しくなってまた人間界に舞い戻ったのだ。
それでも今のところ体型を維持しており、それに誇りと自信を持っており、事あるごとに痩せ具合をアピールしていた。
くびれができて、以前の極太ジャージはゆるゆるになってと、素晴らしい肉の削げ具合。
紐付きショートパンツに履き替えた所で、一緒に黒エルフコンビニへ。

労働の束の間にパンとコーヒーを合わせるのが至福のひと時な黒エルフは、この夜に初めて油芋エルフがもう油でテカってないことを知った。
モデルを気取ったくびれが分かりやすいポージングで声をかけ、相手の驚きに合わせて煽り倒しながら生くびれを見せつけるコンボ攻撃でマウントを取りに行く心の醜いエルフ。

もちろん素直に称賛できないし、どうにか元のデブ腹に戻したい黒エルフ。
同じ土俵に立たねばどうにもこうにも勝ち目はないと悟った黒エルフは、コンビニ勤務らしく、売り上げに貢献したいフリをして芋と油を摂取させて炭水化物脂質肥満に戻してやろうと画策。
そんな思惑を知ってか知らずか、絵留札はあっさり一つお買い求め。

その欲望の忠実さにコスモが燃えた直江は、ここぞとばかりに知識を総動員してあーだこーだと今は控えるべきだと諭しに諭し、活き活きとした表情を取り戻した。
結局、手のかかる子ほど可愛いみたいにエルフを思っている面もあったよう。
そして、絵留札は人間を信頼しているという尤もらしい言葉を繰り出しながらリバウンドデブになった。
その後、接着剤という文明の利器でえらい目に遭い…
感想
エルフさんは痩せられない8巻でした。
面白度☆8 愛度☆8
なんだかんだ人間とエルフの間に思いやる愛情が通っているのが分かり、ホクホクな巻でした。

































