193話
炎に囲まれたオイルデスマッチ。
それを黙って見ているはずがない信者二人が乱入しようとするが、スっ転んで炎に当たると瞬く間に燃え上がり、もう助からない火だるまになった。
衣は石油由来のポリエステル製で、一たび燃え移ればあっという間に燃え盛る死出の羽衣だった。
ならばと倉庫側から回ろうとする信者たちだが、それを食い止めるのがメデューサたちの役割だった。

こうして千歌と教祖のタイマンがお膳立てられると、しぐまはまだまだ余裕だと信じ、六角棒と共にイチモツも振り上げた。
先制攻撃を仕掛けた千歌の動きをしっかり見た教祖は、両手に持ったナイフでフェイント織り交ぜた二連撃だと見抜き、それに合わせて構えを取った。
しかしぶつかると思われた刹那、見抜いた攻撃ではなく顔面にナイフが振り上げられてきたので、教祖は慌てて防御し、ただ受けるだけでスっ転んだ。
逆に千歌はスケートリンクを優雅に舞うように、油の滑りを使いこなしているようだった。

筋肉だけでなく脳の発火まで見透かせる教祖は接近戦において無敵のはずだが、油の滑り具合によって絶妙にバランスを維持する千歌の動きまでは把握できなかった。
千歌も仕掛ける時はどう繰り出すか考えているが、最終的に滑り具合に合わせて変えているので、まさに偶然が生み出す攻撃は予測では対処し切れないものだった。
これまで敵無しだった教祖は初めて能力が通じない相手を前にして恐怖を感じるも、内田の遺志を継いだ意地は保ち続けた。

犬養は目を覚ました片割れに助太刀に入れと声をかけるが、起き抜けに千歌の戦う姿を見たひよ里は、自分が加わっても無駄だと悟った。
歩くことすらままならないオイルフロアで、逆に前より躍動しているほどの千歌を倒せる手段が全く見えないし、フィギュアスケーターの如き動きに美しささえ感じられたのだから。

千歌は思い出した。
最期に法悦の呪縛から抜け出して男になった斯波を。
裏切り者にされる覚悟をしながら、潜入員として情報をしっかり残した友坂を。
またアヌスを汚された小夜子を。
足にナイフを持ち換えた千歌はぬるりぬるりと舞い踊り、ねりちゃぎのように蹴り上げて教祖を教祖たらしめるパーフェクトイチモツを斬り落としたのだった。

防御もできずにあっけなく人生を変えたチン〇を斬り落とされたしぐまは、何とも悲しそうに眉根を寄せた。
感想
サタノファニ191話192話193話でした。
見ただけで濡らせるイチモツなんで全男の憧れですね。
「サタノファニ」ネタバレ最新194話195話196話。フタナリ美女の最期…救われたかった女は愛に生きていた


































