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裁かれるべき奴ら

自分が柴沢との関係をチクったこと。

父親が手の平返し、人の不幸で活気づいている町。

 

 

皮肉を込めて現状を伝えたチャコは、おかげさまでまた普通に学校に通えるから地元を出ずに大学に通い、一方的な親心を鑑み、ここで生きるという。

 

全く望んでいない死んだ目の大人になること受け入れたチャコは、手を取って走ってくれてキラキラの思い出をくれたことに感謝した。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

 

その夜、黒瀬家に食料を届けてやった玄は、夕子が目を覚ましたことを兄の一に伝え、また絶望に突き落とした

 

 

 

犯罪者になりながらも教師の肩書と従順な態度のおかげですぐ我が家に帰れた柴沢は、貸しのある友達に買い物を頼んで持って来てもらった。

 

その肩書は当然失ったものの、かつての自分と比べたら清々しいほどだったが、令児との関係が陳腐な恋愛として広まっているのを知り、初めて困ったと思った。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

 

醜く嫉妬をぶつけながらも、警察の聴取が終わったタイミングでまた会いに行った似非森。

 

起きれるようになった令児と屋上に連れ立ち、少年が全て分かったように達観して死んだように生きる未来を選んだと明かすものだから、一人の女に期待して絶望して嫉妬したおっさんはまた、言いたいことを言うだけ言い、それでもまだ離れるつもりはなかった。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

 

全て悟った風なおっさんに上から目線でのたまわれた令児。

 

それが苦なのか楽なのか、はたまた気にすることでもないのか。

 

令児が病室に戻ろうとした途中、なぜかナギがいたのだった。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

衝撃の再会でもまだ2週間程度、似非森を出汁にしたチャコの知らせで来たナギは、死ぬつもりだったのに死ねなかった令児を可哀想にと慰めた。

 

その言葉をかけれるのが、唯一自分だけだと理解していた。

 

濁流に飛び込もうとした時と同じように最後までできなかった令児はもう解放されることを諦め、似非森を連れて東京に戻り、二度とこの町に来ないでと頼んだ。

 

ナギがそれをすんなり受け入れるので、念を押して呪いの言葉もダメ押しした。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

似非森に負けない醜い願望を突きつけた令児だが、そんなのは全く不必要だと即座に思い知らされた。

 

 

病室の外で待っていて程なく令児の泣き声を聞いた玄は、全てナギがぶち壊したのだと決めつけ、後を追った。

 

 

ひと気のないところで声をかけ、待機させていた車に連れ込んだ。

 

親の威を借るだけのクソガキなどガテン系の男から慕われるはずもなく、ただ荒ぶるしか能がない玄が会社のプレハブで無抵抗の女をボコボコにしていく。

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

すると首筋が疼いて仕方なく、自分が守ったものを守り続けるためにナギにも消えてもらうことにした。

 

そして死んでくれと望まれたナギは、死刑宣告さえ笑顔で受け入れた。

 

 

 

もう一人の本当の母のように慕っていた夕子。

欠勤を続け、夕子に暴力を振るっていた黒瀬。

進学校生になってから感じ悪くなった一。

この町を出て兄と一緒に東京で稼ぐのだと語っていた頃の令児なら、まだ背中を押せた。

 

 

ナギを殺すと決めてその頃の記憶が蘇り、現実に戻ってきたその時、病院から抜け出して二重尾行してきた令児が止めに入った。

 

そして令児は、峰岸親子の許されざる罪と玄の歪んだ気持ちを教えられたのだった…

少年のアビス
著者名:峰浪りょう 引用元:少年のアビス7巻

 

 

感想

少年のアビス7巻でした。
面白度☆8 ドロドロ度☆10

これが住民性とでもいうのか、相対的にまともそうだった奴も確実に醜い人間性を発揮し始めますね。

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