目覚めのキス
酷い最期を迎えさせられ人間を憎んだままこの世を去った命依の想いが乗り移り、人の世を終わらせるという激しい憎悪を孕んだカゲメイ。
しつこい膝蹴りをギリギリで防いだ祭里は反撃に打って出るが、強固なガードで剣が折れてしまう。
そのまま呆気なく止めを刺されそうになったその時、最高のダイナマイトボディでイキかけながらも復活した宗牙が気合で助太刀に入った。

カゲメイの秘めた力は全盛期のシロガネを凌駕するほどと分かり、一時撤退を選んだ二人をもちろん逃すまいとするカゲメイだが、それを阻んだのはなぜか手懐けられているはずの異魂だった。
恨み辛みの結晶たるカゲメイの邪魔をしたのは、妖を分け隔てしなかったすずへの執着のせいか、消えかける前にカゲメイに手懐けられた日喰だった。
どうにか逃げ切った祭里たちは落ち着いたところで、あれは最早オモカゲではなく、異魂の最上位たる人妖だろうと思った。
宗牙はお頭へ、祭里はすずに報告しに別れたが、すずは無邪気にスイーツを買いに出かけたところで、そこを抜かりなく先にカゲメイと日喰が接触したのだった。

すずはいきなり話しかけられて訳の分からないうちに密着されてズズズズズっと憑りつかれ、肉体を奪われてしまうのだった。
祭里が駆けつけた時にはもう遅く、すずは自分の数倍はあろう乳房を持つ前世の思念に支配されていた。

すずの生命力と比良坂命依の戦闘力。
エネルギーを放てば草木が繁茂もすればカサカサに枯れはてもする、まさに命をどちらにも動かせる脅威のパワーを備えた。
今の祭里ではとても敵いそうにない相手とヤレるのは、ここはやはりエロママの纏しかいなかった。

するとカゲメイも本意気でいく必要があると察し、悪役にありがちな巨大ダイダラボッチを作り出した。
ビルほどデカくても機敏に動けるダイダラボッチに住宅街を破壊されないよう、凄まじい風力で山野に戦闘場を移した纏は、早くもママ任せになった祭里を一喝。
そしてさすが祓忍の頭だけあって、纏の戦闘技術はさすがの一言。

そしてあっさりすずの生身の身体を拘束したかに思えたが、カゲメイはそれを上回り、纏の右腕を逆に封じ込めた。
喝を入れながらもちゃんと息子の想い人を助けようとしていた甘さを突かれたが、ママのピンチに立ち塞がらない祭里ではなかった。
自分にできることは何なのか?
真っすぐ見つめられてすずと呼ばれたカゲメイは、ドキッとして一瞬硬直した隙を捉えられ、不意打ちのキスをかまされたのだが、愛の力で眠るすずを起こす作戦ではなく、邪悪なるものを吸い出す忍術キスだ。
愛する彼からのキスなら支配されていたすずも精神を奪い返すことに成功し、花奏すずとして忍術キスにしっかり応えたのだった。

前世の記憶がない花奏すずは熱く一途な恋心、転生した記憶を持つ元比良坂命依としてのすずはまた人間を信用することにした転生すず。
カゲメイは次の最優先ターゲットを祭里に変え、一時撤退していった。
こうして壮絶な戦いをキスで終わらせた二人が一気に仲を深める間もなく、恋緒がササっと割って入るのもお約束。

ともあれ、カゲメイの次なる襲撃に備えてすずが妖巫女としての自覚をより強くした矢先、まさか仕掛けてきたのは比良坂命依に恋した画楽だった…
感想
あやかしトライアングル7巻でした。
面白度☆7 寝間着度☆8
ちょっと乱れれば際どい所がチラ見えする短い寝間着は日常エロの最高峰だと、改めて分かりました。
そしてやっぱり人情のヤヨが可愛い。
「あやかしトライアングル」ネタバレ最新8巻無修正。好きがあふれて女の子同士でも今すぐチュッチュしたい!

































