
インフェクション240話241話242話
ネタバレ感想
インフェクションのネタバレエロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
晴輝に追い込まれて逃走したエリックは、高木に手足を斬り落とされて絶体絶命に陥ったが、精神攻撃で窮地を脱し、逆に高木を取り込んでパワーアップを果たしたのだった。
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インフェクション240話
エリックは諦めて踵を返して歩いていると、茂みから様子を窺っていた関が出てきた。
エリックがいなくなってもう大丈夫かと出てきたのはいいが、晴輝はまさか高木を取り込まれて強化したなんて知る由もなく、無力化したままと思っているし、今更なぜこの辺りで戦っていたのかと疑問をぶつけた。
そして訊かれた関はそのまま、明石と山田はさっき死んだと答えた。
それに犯人の息子として隊長として晴輝が責任を感じようとするので、二人は出会えてきっと幸せだったと思わせることで負担を軽くした。

そしてそもそも隔離地域に戻ってきたのは螢の指示で、晴輝が犯人の科学力を越える鍵だから連れ戻しに来たのだと伝えた。
図らずも晴輝も兄が鍵だと行き着いていたので好都合だが、兄弟仲良しみたいに茶化すと本気で嫌悪感を露わにするので、話題を逸らした。

今や生存者のトップに立つカリスマ指導者があの紗月だと言われると、驚きを禁じ得ない晴輝。
関も一人の女として接するしかないだろうとまた茶化し、楽しそうに話題を提供して明るく努めた。

その時、近づいてくる車があり、車内にいるのがイカレ神父ときららたちで何やら揉めていた。
どうも粋なお節介できららと彼を会わせようとここまで来たのだが、本人は何を拒んでいるのか今ここでは会いたくないみたいに駄々をこねるので、麗やらぎ姉が諭しているところだった。
この未曽有の大人災の中、いつ誰と会えなくなるか分からないのは十分に思い知っているのだから、気持ちに素直に会える時に会っておいた方がいいという、至極心に突き刺さる真っすぐな説得。
それでもきららには、可愛い格好で会いたいという乙女心があったのだ。

それこそ下らない見栄だと切り捨てた姉は妹を押し出した。
車から飛び出してきたきららに気づき、関は空気を読んで素早く彼から離れた。
その計らいに気づけないほど、愛し合った二人はお互いしか見えていなかった。
もう顔を見たらジャージだなんだと気にならなくなったきららは駆け出し、飛びついた時には可愛いだけの乙女になっていた。

抱きつき、足をバタバタさせ、生きて再会できた喜びに咽び泣くジャージ彼女の姿で、死にたいほど落ち込んだことを思い出した彼は、まず正直にその時の感情を白状し、罵られる言葉に納得してバカだったと思い知った。
好きな女と抱き合える喜びを忘れていた自分は本当にバカだったと。

情報エネルギーを使うのに必要な4つの鍵について香里に教えられたことと、螢の推察も同じようなモノなら、近いうちに残りも見つけられるはず。
そう希望を抱き、愛憎渦巻く母に会った際に訊くべきことを思いめぐらせた。
一方、螢たちがいた空母はなぜかタイタニックのように大破して沈没しようとしており、何とか海の藻屑にならずに済んだ螢はヘリで脱出していた。