263話
渚が高木を仲間に引き入れたのは、彼が晴輝に告白してしまい、自死を選ぼうとしているのを助けた時だった。
愛が手に入らないどころか友情さえ失って絶望している高木に、晴輝の記憶をイイ感じに改変しておいたと事も無げに伝えて仲間に引き入れたのは、息子の親友という親として大切にすべき存在だからだった。

そして高木は晴輝の成長を傍で見られるという報酬のために訓練を重ね、親友で愛する男の決定的ピンチに姿を現し、エリックに致命傷の一撃をお見舞いしたのだった。
喰い殺したはずなのに高木が生きていたのは、やはり息子を思う母の愛の計画の一つだった。
驚いている内にチョロ助は逃がしてしまった晴輝だが、ともあれ何がどうなっているか分からないが高木に駆け寄り、何も教えてくれないことを責めるように問い詰めた。
渚に真実を隠してもらった高木にもう気持ちを話すつもりはなく、墓まで持っていく覚悟だから、こうして再び現れたことで理解してくれと言うしかない。
とにかく今は守りたい親友が生きているのならそれでOKとした晴輝は快活に受け入れた。

高木にとっては明らかに変わったように見えるが、晴輝はその一言でまとめられるほどの変化じゃないから、これからを楽しみに見ておけと自信満々。
再会の楽しい会話はここまで、晴輝は片をつけるべくエリックに銃口を向けてさよならを伝えた。

その時、チョロ助はエリックを包み込んで距離を取り、完全諦めムードの友を叱咤激励すると、エリックの致命傷傷がすっかり消えていた。
今は二人で一つの命、その特性を利用したチョロ助はエリックの傷を肩代わりして奪い取り、完全分離して自分が犠牲になる道を選んだのだ。
悪の権化でなければここまでカッコイイ奴もいないだろうと言うほど、チョロ助のスマートでカッコつけた救い方は感動もの。
神に選ばれずに落ち込むばかりのエリックを励まし、まだ何も決まってない未来に目を向かせ、最高のプレッシャーとヤル気を感じる言葉をかけた。

二人に分かれたエリックは迷いを無くして今までと一線を画す状態になっていた。
それぞれタイマンを張ることになった二組は、これも渚の予想通りなのか親友ペア同士の戦いになった。
そしてエリックはまるでダークヒーローと言わんばかりに漆黒のアーマーを纏い、晴輝の目では負えないスピードで翻弄し、容易くショットガンをバラバラにしたのだった。

感想
インフェクション261話262話263話でした。
今更ですが、新たな強い敵の出現の連続と、それを乗り越えていく味方陣営の流れは典型的なバトル漫画でした。
「インフェクション」ネタバレ最新264話265話266話。ヤルならヤラねば守りたい人たちのためにフライハイ!



































