行け!ドローンファンネル!
大木だけあって枝と葉っぱのクッションで擦り傷程度で済んだが、ゴリラに搭載されたカメラで橋爪達にも状況が伝わり、メカアニマルフォーメーションで囲まれた。
四方から一気に襲いかかられて今度こそ絶体絶命かに思われたその時、メカたちは噛みつく寸前でバタバタとシャットダウンしたのだった。

それと同時に森を覆うホログラムも消えており、何かを察したリコが瀧郎の肩車で基地の方を双眼鏡で覗いてみると、煙が上がっているのが見えた。
現在、基地のシステムはハッキングされ、それでアニマルメカたちはシャットダウンしたのだ。
こんなことができるのは、ギリギリでリコが送信した機密データを受け取った宮野で、パソコンが壊される前に間に合っていたことが分かった。

基地内はパニック状態、一流のハッキング技術を持つ宮野の攻撃で火災まで起こっていた。
これで本当にゆっくりできる時間ができたことで、まず光二の応急処置を済ませると、重傷のままでは放置できない彼は一旦離脱ということで、北里らの所に合流することになった。
光二を見送った後、今度こそ橋爪に罪を償わせるべく、基地の中枢に乗り込むことにした。

宮野のおかげで侵入するのは難なく成功すると、入った場所は大手通販企業の倉庫のようになっていた。
姫野によれば備蓄品や資材を置いてあるようで、救助用マネキンなんかを見ると薄気味悪ささえある。
とにかくさっさと抜けて中枢に向かいたかったが、アニマルメカより厄介な奴が再登場してきた。

高速スライダー爆発に巻き込まれても生きていたメカ司令官のしつこさと耐久力はさすが人間をやめているだけあり、瀧郎への執着で襲いかかってきた。
半分サイボーグのせいで筋肉の動きから攻撃を読み辛い瀧郎にアドバンテージがあまりなく、個人の戦闘技術がモノを言う様相を呈した。
ならば無視されて自由に動けるリコは、攻撃用ドローンで助太刀するだけだ。

自らサイボーグ化した戦闘狂だけあって、格闘術はさすがのメカ司令官。
ガチンコでやり合えば瀧郎の分が悪い中、リコがしれっとドローンを飛ばして助太刀するが、AIフィールドまで出せるメカ司令官の攻防力はまさに異次元。
シンプルに超強力な物理攻撃でないとダメージを与えられそうにないことが分かっても、リコは瀧郎のプラスになることを信じてありったけのドローンを飛ばした。

そして瀧郎も出し惜しみすることなく、腕に隠された秘密武器を駆使して戦うことにした。
一方、無事に北里博士の秘密基地に辿り着いた光二の方でも、待ち望んだ大きな動きがあった…
感想
エイジング80歳以上の若者が暮らす島9巻でした。
面白度☆7 メカメカ度☆8
味方も敵もメカっぽさが増し増しだった9巻、ずっと姫野を疑っている身としてはさすがにもうスパイでしたというオチはないだろうと思いながらも、まだどこか怪しさを感じてしまいますね。



































