255話
モモの先手必勝で吹き飛んだリーメアリーだが、皮肉にも国母に人外にされたせいで致命傷にはならず、恐ろしいバビルサ豚モンスターに変身。
ガチムチ化け物フォルムになってモモはまたビビりまくるが、それも束の間の事。
可愛い子ブタから本当に醜い姿になったことでモモはいやらしく笑み、ここぞとばかりに罵倒して全く怯んでないことをアピール。
その様子に、リーメアリーは何かを感じ取った。

しかし怒りで我を忘れそうになったモモはハッと任務を思い出し、今は男を国母に献上することが最優先で、リーメアリーに復讐してやるのはその後だと冷静になる。
すると急転直下の変わり身で土下座を繰り出し、バビルサメアリーにしっかり謝って自虐も入れ、知り得る情報は全て話すからお許しをと、見苦しい姿を晒した。
その態度たるや誰がどう見ても騙す気満々にしか思えず、うさん臭さの塊でしかない。

ヤル気満々からの命乞いなんてあまりにクサい演技だが、万が一のことも考えてリーメアリーは話だけ聞くことにした。
ということで目隠し、手を椅子に縛りつけた状態で中に通されたモモ。
やはり椅子にちょこんと座る子豚ちゃんの姿は可愛いリーメアリーが正面に座り、彼らも同席して質問をぶつけていく。
ここに来た理由、国母の弱点を教えるメリット。
信用されるためにそれっぽい嘘を繰り出し始めたモモの言葉は創作か、それとも本音を少しは混ぜているのか。
国母の非道を目の当たりにして許せなくなった、と言ううさん臭い正義感を否定してから、国母の座を狙っているから邪魔になったのだと、いかにもあり得そうな理由を作り出し、だから国母や嫉妬深い神を殺そうとする奴らに協力するのだという。

果たして子豚ちゃんはそこに疑問を挟まず、端的に国母の弱点を最初に訊いた。
これこそ実行してみないと検証しようがない、国母の弱点の情報。
国母や嫉妬深い神を殺したとてモモが後釜になれる道理などないが、それっぽい間を溜めてから弱点を暴露した。
青き漆黒の夜に国母の心臓を打ち砕く。
青き漆黒の夜とは、赤と青の月で月食が起こる夜の事。
なぜモモがそんな最重要機密を知っているのかは皆さて置き、次に起こるのは7年後という長期スパンだから、4日後に盛大な祭りが催される皆が知ってる日だった。
さて、単純な彼はすんなりモモの情報を信じ切ったが、リーメアリーはまず疑いから入り、4日後の大祭の日というのも都合が良すぎると考えた。

ただどっちみち国母に挑むしかない彼は、少しでも勝率を上げるために情報を大募集している状況。
モモが嘘を言ってないとしたら次は7年後しか達成できなくなるので、4日後に挑まない選択は取れなくなった。
一方その頃、ビル廃墟街のサンドリオにいる仁科は、自分が眠っていた地下エリアに降りた。
高度科学文明が残されたそこでピピピッと何かを操作すると、電気が消えたのかブラックライトになったのか、奥が洞窟のような雰囲気に。

仁科の目的はこの奥にある、月に行く機械らしかった。



































