
サタノファニ297話298話299話
ネタバレ感想
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美依那の演技力とロリ巨乳力で、打ち合わせ用の部屋をゲット。
千歌は傭兵幹部のアビーと接触し、泥酔しながら情報を訊き出そうと探りを入れるが…
297話
ザイ―ド不在時に限り部屋を使えることになり、もうサウナで暑さに耐える必要もなく、あわや誰かに盗み聞きされる心配も無くなった。
みるくこと美依那の仕事を讃えたところで、まず千歌からアビーと何をして何が分かったのか話し始めた。
桐生に話題に前のめりになったことで何か疑われかけたが、設定通りに辛い理由がある多額の借金で船に乗り込んだこと、その為にもっと稼ぎたく桐生へのコネを得られないかと思っていると説明した。
それを丸っきり信じたかどうか分からないが気の良い若い娘のままの態度は変わらないアビーは、桐生とは気軽に頼みごとをできるような関係性ではないと断られた。

あくまで雇い主と傭兵のビジネス上の繋がりでしかない口ぶりで、義理、人情、大いなる目的の為の同士、そんな雰囲気は感じ取れなかった。
ともあれ気が合ったのは確か、千歌が今夜も会う予定だと分かると、アビーの不穏な内面を感じ取った小夜子は改めて気を付けるよう伝えた。
小夜子だけが感じた不気味さ、果たしてそれは千歌に牙を剥くのか。
次は洋子が御陵印と三上と店で会い、確証はないが正体がバレている可能性があることも話した。
取りあえず三上の無事が確認できて一安心したその時、バイト中の霧子が慌ててやって来た。
緊迫した様子で駆け込んできたのもそのはず、バイト先のロッカーに瑠璃子と一緒にいるという瀬里が残したメッセージががあったのだ。

もちろん、瀬里の名前があるからと言って直筆でない点でも鵜呑みにできるはずもなかった。
瀬理が敵に捕まった雰囲気のメッセージだが、今のところ彼女は軟禁状態だが歓待されていた。
自由なき丸一日の軟禁、ヒラヒラしたフリル付きの趣味じゃないドレス、瀬里の機嫌は悪かったが瑠璃子にもローランにも敵意や殺意はなく、割とリラックスして言葉を交わせそうだった。

中身は瑠璃子、身体は栞、魂に引きずられて13歳の様に幼く見えると事も無げに説明する瑠璃子が瀬里を招いた理由は、妹の身体に入っている姉という共通点があるからだという。
瀬理は否定するが妹の身体を乗っ取った認識を瑠璃子は曲げず、どんな気持ちなんだと好奇心を露わにする。
桐生によって栞の人格がほぼないところに入り込んだ瑠璃子は、それならそれで新しい生を受け入れようと前向きだった。

瀬理と真希の麗しい姉妹愛を観察して、どうやって一つの身体に二人の人格が入ったのかも知っている。
そのことを咎めたりするような意思はなく、ただ瑠璃子は世界で唯一の同じ境遇として気持ちを知りたいだけだった。
瑠璃子が生きる意味は、知識欲を満たすためだった。

生物を観察、研究し、謎を解き明かすのに楽しさを覚える生粋の研究者脳。
夏休みの自由研究をより高度に緻密に、そんな楽しみは桐生が天才たちを刷り込んだことにより奪われた。
知識欲を満たす経験ができなくなったことは瑠璃子にとって絶望の二文字、彼女は自分が望んでいることを理解してもらうために女医より高精度な発火薬を飲み、瀬里にも飲んでもらった。
そうすれば真希の肉体でも意識が瀬里であるのが肉眼で見えるようになる、逆に瀬里が瑠璃子を見ればキモすぎる人間百鬼夜行のように無数の顔が蠢いて見えた。

知識欲が満たせなくなって絶望した瑠璃子は、死にたくなったから瀬里らを呼んだのだった。
298話
百鬼夜行のように湧き上がった無数の天才が好きに喋り出す光景は気持ち悪いの一言だ。
天才らしい好奇心と探求心の高さで瀬里に興味を抱き出すも、瑠璃子が一喝して天才たちは萎んでいった。

これで瑠璃子が何をされたのか、どんな状態にあるかが視覚化されて理解が深まったところで、瑠璃子は改めて迷惑でしかない他者の経験に刷り込みに絶望していると説明した。
ローランが秘書的に傍にいるのは、彼も知的好奇心の徒で瑠璃子に同情しているからだった。
切実に死にたいと願い、瀬里に助けを請う瑠璃子。
そう言われても、はいそうですかと頷けない瀬里は説得しようとするが、その辺りの勘違いも瑠璃子は説明することにした。
ヒゲ爺の願いで助ける計画に入っているのが栞、しかし瑠璃子のこの身体は栞ではなく、桐生正臣と血縁関係がないことはDNA検査で証明済みだという。

この瑠璃子はオリジナル瑠璃子とおそらく両親を同じくしているだけで、桐生が両親のDNAを元に作り出したものだと思われる。
桐生のおぞましい欲望のために絶望の人生を送るのが辛すぎる瑠璃子が完全に死ぬには、また命を弄びそうな桐生を先に葬る必要がある。
しかし瑠璃子だけでは敵わない相手だから、瀬里らメデューサに何とか始末して欲しくて呼び寄せたのだった。

一方、諸悪の根源は日本風祭りの準備具合を流しながら眺め、楽しみな気持ちを盛り上げていた。
正体がバレてるのかいないのか、まだ無事な三上が横でアレコレ進捗状況と、明日の夕刻にポイント・ネモに到達することを説明した。
狂人にはお誂え向きの場所でド派手なセレモニーをかまし、和の祭りでどんちゃん騒ぎの予定だ。

そこでCIAを始末したことと警備の状況を訊かれた御陵印は、何か言い淀むように、でも問題ないことを答えた。
子供たちが水鉄砲ではしゃぐ姿を眺め、桐生は淫乱冷血女との一夜を思い出した。
娘を変態に殺されて夫と死別した美沙子は、桐生とのセック〇で新たな幸せに浸っていた。
ただ一人のメスになっても桐生が決してイってないことは分かっていたので、女としての自信が揺らいでしまうが、桐生がセック〇の最中にイケないのではなくイカない理由を説明した。

人を殺す魔法みたいな人を殺せる射精、それはシンプルな身体能力が異常なせいだった。
百聞は一見に如かず、桐生はせっせとシコって酒瓶に向かってぶっかけた。
放たれた精液はレーザービームのような凄まじい勢いで瓶を破壊すると、立派なイチモツを握りながら、射銃と説明した。

人を殺せる射精を証明した桐生は美沙子の卵子を提供してもらい、彼女の亡き夫との組み合わせで体外受精を進めたのだった。
299話
瀬里の名で残された置手紙を見た霧子は、桐生が仕掛けてきたんだと焦るが、冷静な面々はその可能性はかなり低いだろうと宥めた。
桐生がこんなことをする意味の無さ、とは言え自分たちメデューサが乗り込み、真希の身体で瀬里の精神が入っていることは知られている。
文面から察するに手紙を残したのは瑠璃子、ならまた文面を考えて瀬里の拉致発覚を遅らせたい狙いが見えるが、その不必要性も思うと、桐生と瑠璃子は別の思惑があるということ。

千歌たちがそこまで推理し、明日の作戦決行までに各々に情報収集することにした。
そんな相談の様子を、瑠璃子は霧子の制服に仕込んだ盗聴器でバッチリ聞いていた。
千歌らの反応も予定通りだとニンマリした直後、開放的な水着に着替えて本格的な水鉄砲を満喫していた瀬里が、子供の様にはしゃいで瑠璃子にぶっかけた。

もちろん瑠璃子も見た目相応に遊ぶ気満々、ちゃっかり瀬里より破壊力がありそうなガトリング式を装備しており、受けて立った。
水着の美少女二人が大はしゃぎで濡らし合う光景からは、同じ相手に激しい殺意を抱いているなど微塵にも感じられない。
仕上げは遺伝子操作されたミニ象とは言え象は象、立派な鼻で滝のようなシャワーを浴びせられ、勝負は象の二頭勝ちで決着がついた。

瑠璃子は初めて姉妹のように遊べてご満悦だが、空気を壊すように瀬里は真面目モードに入り、自分たちがここに来た目的は桐生への復讐だから、協力に何の問題もないが、曲がりなりにも長年傍にいた桐生への情はないのかと問うた。
そう訊かれても、瑠璃子には桐生を大事に思う理由の方が小さかった。
そもそも両親の仇であり、彼が見ているのは瑠璃子という個人ではなく仕えたいと思える天才的少女というキャラクターでしかない。
桐生への第一印象は別に良くはなかったが、話すほどに楽しさを感じさせてくれ、恋に落ちるのに時間はかからなかった。

そして瑠璃子が求める知識欲を満たす旅に連れ出してくれる前に、クソ犯罪者に惨たらしく殺された。
そこから数十年後、桐生によって新しい身体を与えられて蘇ったのが、直後に不信感が芽生えた。
全く求めてないのに一方的に刷り込まれた天才たちの記憶、絶望の始まり。
おまけにクソ犯罪者を生かさず殺さずで監禁し、彼が瑠璃子を犯し殺した時の記憶で楽しんでいたのを知り、ただの変態外道だと思い知った。

だから瑠璃子を気にして桐生への復讐を躊躇うことはなく、瀬里はリポジショナーで天才らの記憶も消せるはずと励ますが、瑠璃子の希死念慮は消えないようだった。
さて、桁違いに強い桐生を仕留め切るには千歌のルーカス発火が不可欠、瑠璃子はそのための手段はもう講じているようだった…
感想
サタノファニ297話298話299話でした。
元々瑠璃子は可哀想な被害者ですから同情すべき相手なんでしょうけど、改めてローランに無残に殺された潜入調査員女子が不憫でなりません。




































