66話
ここは砦のベランダ。
地面が焦げない様に石を積んだ上で焚き火をしているのは、ナチュラルに毒舌なマヤと谷間に垂れたネクタイが色っぽいメアリだ。
年長者の二人が離しているのは、本当にルーミがサンドリオの町に入れるかどうか。
もちろん、焚きつけたマヤはルーミが町に入れるなんて微塵も信じていないという。
もう一つ言えば、町から男が出てくることもあり得ないが、ガーディアン仲間のルーミならトークくらいできるかも知れない可能性に賭けていた。
うまくいけば、スキマができる。
二人はそれを狙っていた。

ただ懸念材料はガリア。
それに見つかってしまっては何もかも終わりだった。
翌朝、ルーミとマヤは口臭が酷いラクダに乗って出かけようとした。
メアリにマカナにリノが見送りに出て、旅の無事を祈った。
その時、合同お見合いで意中の相手への告白に横入りするみたいにアルルがちょっと待ったでダイブ。
柔らかい地面でもヘッドスライディングを決めたアルルは鼻から血を噴出したが、やはりドジったとは認めないメンタルでルーミに懇願。

いわずもがなだがアルルの願いは、二人について行くことだった。
アルルのドジレベルを嫌と言うほど分かっているメアリが間髪入れずに駄目だと言うが、アルルは憎たらしい一言でメアリをシャットアウト。
ご飯を二度もぶちまけられたルーミがアルルの言葉に信憑性など感じるはずがなかったが、万が一は置いていってもいいし、見殺しでもいいとアルルは熱意をぶつけてくる。
それも全部、ガーディアンであるルーミに憧れているが故。
近くで見ていたいんだとまで言われたルーミは、ちょろく邪魔にしかならなそうなアルルの言葉に心動いた。
そして結局、同行の許可を出してしまうのだった。
だって、命を懸けている覚悟まで見せられたら、無下に置いていくのは心苦しいのだから。
そうして、アルルはルーミのラクダに乗って嵐の町へ出発したのだった。
出発したのならもうこっちのもの、調子に乗りやすいアルルは偉そうに居残り組みに留守を託し、メアリに不快感を募らせたのだった。

ラクダでザクザク歩みながら、ルーミは嫉妬深い神を復活させようとしている神について、マヤに訊ねた。
するとすかさずアルルが口を挟み、魔女とは3千年も生きているババアもババアのガリアという魔女だと説明してあげた。
そのガリアも含めて魔女とは、3千年前に現れたという男と交尾したレアな女たちのことであり、嫉妬深い神とも盟約を交わし、永遠の命を手に入れた奴らだとアルルは説明してくれた。
その中でもガリアは、特に残忍極まりないわ強いわで厄介な相手だという。
ルーミは彼が復活しなければ敗北濃厚だったカイをも上回ると聞き、できればお相手は御免被りたくなった。

そのガリアが、地下深くに眠る嫉妬深い神を復活させようとしていた。
ここでマヤに解説が変わる。
サンドリオを牛耳っている中二病感たっぷりの黒き夜明けも、なんでなんだか神を起こそうとしてガリアを捜索しているのだ。
神が眠っている今でも、二十歳で寿命を迎える呪いは続いている。
だから、神が目覚めた日には、何が起きるか分かったものではなかった。
ルーミが大体の情報を仕入れて満足したその時、ラクダの歩みが嵐ではなく旧市街に向かっていることに気づいた。
これも聞いた情報だったが、旧市街には自縛神が取り残されている。
マヤはまず、そいつから話を聞きに行く予定を組んでいたのだった。
一方、バニーユを手懐けたにも関わらず、鎌持ちのエルザの怒りを買ってしまった彼はまた監禁部屋に連れ戻されていた。
もちろん、定位置のベッドに寝かされ、ついさっきと同じように手はベッドの柱に括り付けられた。
そこを4人がかりで責められていた。
騎乗位で発狂しているのが一人、両乳首を分け合っているのが二人、べろチューで貪りついてくるのが一人と分担はしっかりされていた。

人としての尊厳を奪われていた彼だったが、もう軽く受け入れちゃっている自分がいた。
自由はない交尾漬けの日々の再スタート。
でも、やっぱり気持ち良いのは否定できず、ダブルお団子ヘアーの締め付けを堪能していたのだった。

お団子がイッタのを見届けたエルザは、次と指示。
即座にべろチューの子が言葉では丁寧に懇願してくるが、これからやることは単なるレイプ。
びっちゃーと唾液を垂らされた彼は何も言えず、テンションが高過ぎる彼女たちに身を任せるしかなかった。
4人が終わってエルザだけになった頃には、ベッドも彼も色んな体液でぐちょぐちょだった。
バニーユをイカされたことで彼への敵意が増していたエルザは、ブラック企業の社長のごとく、心の篭もっていない労いの言葉を一言吐き捨てる。
彼がいつまで続くのか問うと、エルザはさもおかしそうに微笑み、一生だと突きつけた。
だって男って、二十歳を遥かに超えて長く生きる長寿なんでしょうと言って長い性奴隷の日々にエールを送り、彼は冗談ではなく、ストレスがヤバ過ぎて早死にしそうだと言い返してやった。

するとたちまち、遠慮ない蹴りを萎えて柔らかくなったイチモツにぶち込まれてしまうのだった。
ここからエルザのミルク搾りタイムの始まりだった。
きっちり手袋をして大鎌を構えたエルザは、軽くパンチラしながら鋭い先っちょを彼の頬に少し刺した。

エルザはドSのようだった。



































