47話
描きあげたイラストをドキドキでアップした宙が、さっそく絶賛のコメントにパアっと目に光を宿した直後、なぜかイラストが削除されてしまった。
翌日、彼と雲母がゆったりテレビのニュースを観ているとネット通信障害の話題をやっていた。
そこに騒ぎながらやって来た宙はノパソの画面を慌てて披露するが、それは可愛らしいホーム画面。

そうじゃなくて今騒がれている通信障害の考察記事を見せた。
削除されているのは全てアダルトコンテンツで政府の陰謀ではないかという信憑性が如何にも低そうな内容だが、宙が見せたいのは内容じゃなく、削除データに上書きされるキセイ蟲を思わせるアイコン画像だった。
その時、おじさんから電話がかかってきた。
すぐに支部に向かってみると、既に対応策が講じられていた。
やはり通信障害はキセイ蟲の仕業らしく、コンピューターウイルス型キセイ蟲がネットの海を移動し、あらゆるエロコンテンツを消して回っているそう。
もちろんただのセキュリティソフトでは倒せず、エネルギーを使えるエグゼロスの出番というわけだ。
そこでネットの世界に突入するため、VRゴーグルをアレンジしたネットダイビング装置が用意されたのだが、緊急事態なので2台しか作れていない。
すると彼はゲーム感覚で一人は自分が行くと請け負うが、個人的恨みのある宙は最もネットに詳しいこともあって、怒り心頭でウイルス退治に名乗りを上げた。

ということで彼と宙の二人が、ソードアートオンラインよろしく、ネットの世界にダイブした。
意外となんのアレもなくスルッとネットの世界に二人が入ると、当たり前のように画面が出ておじさんたちともコミュニケーションが取れるので、言われるまま出したいモノをイメージしてみた。
彼はルンバをイメージして出してみたが、仕上がりは拙いドット絵みたいなしょぼさ。
片や宙はドスケベバニーコスの雲母を作り出し、彼に本物と思わせるクオリティを見せつけた。

そんなエロコンテンツを創造したせいか、目的のキセイ蟲ウイルスが現れたが、思いのほか巨大なワーム型だ。
こんな相手をエグゼロス装置も無しにどうやって倒すのか彼が焦ったその時、素晴らしいイメージ力でエロ雲母を作った宙は、今こそこのイメージ具現化を使えばいいんだと気づいた。
そして装置から具現化して新スーツを纏い、攻撃力も現実そのままに発揮して見せた。

それに見倣って彼も同じように具現化し、いざウイルスに立ち向かっていった。
しかし現実でモニタリングしていたおじさんたちは、急に連絡が取れなくなったことに焦っていた。
やり方が分かった二人はあっさりワームをぶっ倒したが、宙はエロ雲母をそのままにしているしおじさんたちと連絡が取れないしで、この後どうやって戻ればいいか分からなくなっていた。
するとどこからともなく下腹部に淫紋がある怪しさマックス黒セーラー服の美少女が現れた。



































