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13話

一緒に帰る連絡を無視されても、付き合ってるのだからまあいっかと優が余裕をぶっこいている頃、光は鈴本とカラオケボックスという密室で二人きりだった。

 

シバのことで焦っている鈴本は、これから他の誰にも聞かせられない話をするから、用心して防音がしっかりしている場所を選んだのだ。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

光はその件より先に、あのクラブで何をしていたのか訊ねた。

 

鈴本はそれに応えるため、最近の歌は応援ソングのみという話題を切り出した。

 

そして、自分の父は歌手だったのだと打ち明け話を始めた。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

 

性行為等取締法が施行される前、この国はラブソングに溢れていた

 

鈴本の父も恋愛やちょいエロの曲を多く作っており、それなりの人気を獲得していた。

 

愛娘に向けても即興で愛の歌を口ずさむなどして、父として歌手として幸せな時間を過ごしている頃、例のとんでもない法律が制定された。

 

ラブソングも煽りを受けて国内の音楽業界は廃れに廃れ、鈴本父はどんどん塞ぎ込むようになり、娘がまだ小さいうちに海に消えた。

 

 

 

父親との記憶がろくに残っていない鈴本はやがて取締法に疑問を抱き、ネットでセック〇ができるらしい地下クラブのことを知った。

 

そこで調度よく利用できるシバに付き合ってもらった結果、本当に心から惹かれてセック〇したという。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

 

彼氏との馴れ初めを打ち明けられた光はまず、セック〇している時はどんな気持ちになるのか訊いてみた。

 

鈴本はそれにも正直に、世間が言っているような悪い影響を感じることはなく、好きな人とすれば超気持ち良くて幸せに包まれる、神からのギフトだと教えてあげた。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

犯罪行為なんてなんのその、それでも大好きな彼氏とまたしたい気持ちを溢れさせる鈴本。

 

優としたらしい光は、まだ童貞だと知らぬまま共感した。

 

 

友人カップルの熱い気持ちにほだされた光は、以前の真面目一本鎗ではなくなり、おもむろにとある曲を転送して歌い出した。

 

それは往年の大人気バンドの、ストレートな応援ソングだった。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

このご時世、ラブソングを聴く機会はなくなってしまったが、鈴本は改めて応援ソングの良さを噛みしめることができた。

 

今は歌の力を借りてでしか励ますこともできない光だが、シバを捜す協力はすると約束した。

 

真の自分たちを知る友の助力に、鈴本は本当に感謝してハグをした。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

 

そして光の手がしれっと背中に回されたその時、鈴本はそう言えばクラブで清楚美人とセック〇しなかったっけ?と思い出した。

 

 

 

まさか若者たちに噂されているなんて知る由もないカンナは、上司に地下クラブ潜入の報告をしていた。

 

上司とは光の父である犬田副部長であり、カンナは妻帯者の彼を愛しているが故、危険な任務もこなせたのだった。

 

しかし犬田は彼女の危なっかしさを見抜いたのか、この件から降りろと言い出すので、カンナは思わず手を掴んで引き止め、我がたわわな胸に誘おうとした。

アカイリンゴ
著者名:ムラタコウジ 引用元:アカイリンゴ13話

 

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