232話
少し遅れて千歌も駆けつけると、固まっているしげおに首吊りに6人が目に入り、冬雪の実力の高さに感心して十分に一緒に戦えるだろうと感じるが、すぐにその願いは叶わないと悟った。
美依那が項垂れている傍で、赤い花の様になっている冬雪を見ればもう事切れているのだと。

また少し遅れてやって来た守銭奴家族のうち、遥香は金で心変わりしたのが一因だと自責し、親共はチンピラをけしかけておいて責任逃れをしようとするばかりか、しげおがもみ消そうとするのに傾こうとする始末。
千歌が凄めば守銭奴たちは視線を逸らしてビビり散らかすが、美依那の怒りはまだしぶとく生きている冬雪の仇に向けられた。
そこで自分と冬雪が東犀病院でメデューサにされて人生を狂わされたと暴露すると、しげおも消えた劇団の娘だとやっと気づいた。
そのマーダーモデルまでしっかり覚えられていたが、美依那はせめてもの餞にしげおとは相打ちだったとして地獄に追いかけさせるつもりだった。

もちろんしげおが潔く覚悟するはずもなく、メデューサにしたのは自分ではないと新情報を吐き出し始めた。
しかし美依那にとって想定の範囲内の事実で、むしろしげおではないと分かっても疑惑が確信に変わった程度だった。
できればしげおを始末して一人目の復讐完了といきたかったが、しげおでないなら真犯人は一人しかおらず、新情報の提供に意味はない。
五菱から支払われるメデューサ製造成功報酬などに靡くはずもなく、冬雪を殺したナイフを首に食い込ませていく。
その痛みがきっかけで冬雪の催眠は解けてしまうのだが、正面からのヤリ合いで喧嘩自慢のチンピラ程度に負けるほど美依那はザコではなく、これ以上は生きるべきではない鬼畜を冬雪の代わりに仕留めたのだった。

程なく清掃業者みたいな連中がやって来たのは、天童組がお世話になっている掃除屋を呼んでおいたからだった。
てきぱきプロの仕事をこなす彼らによれば、世界中で売り捌けるし人体は余すところがないのだという。
まさに闇の世界の話で興味をそそられるところだが、冬雪だけはそんな目に遭わさず、美依那は友として仲間として弔ってやるつもりだった。

そして劇団編の本当のラストは、然るべき医者に因果応報を与えること。
しげおでないのなら院長である母親しかおらず、親子そろっていつまでも肉欲と物欲に支配されているおぞましいお下劣外道一族。

この復讐に相応しいピエロの衣装に着替えて化粧もしっかり施した美依那は、お土産に息子の生首をプレゼントしてあげるのだった。
感想
サタノファニ230話231話232話でした。
さすがに急なミュージカルは笑いましたが、冬雪の退場は素直に悲しく泣けちゃいました。
「サタノファニ」ネタバレ最新233話234話235話。いつまでも色ボケしてんじゃねえぞこの極悪クソババアが!



































