204話205話
ガモウとの謁見を求めた啓太は改めて、脱出に必要な五つの事柄を挙げていった。
カムノツルギと呼ばれるアイテムの入手。
ブッコダマを起こす。
この二点は欠かせない必須事項であり、何より脱出の目的は生き残った仲間たちと無事に家に帰ること。

つまり生存者を探して見つけて集める必要があるが、啓太の策はあくまで過去に脱出成功の事例があるらしいというのを不確かなものが元になっているが、逆に今はそれとマオモを信じるしか希望がない状態。
ともあれカムノツルギを手に入れるために第一夫人である桐花を頼るつもりだったが、嫁クラスでも手を出せる代物じゃないと分かったので、チオモを取引材料にすると言い出した直後、マイルに思いっきり蹴り飛ばされてしまうのだった。

遠慮のない気持ちい蹴りを炸裂させたマイルは、何も分かっていないと吐き捨てた。
それは交渉ではなく宣戦布告であり、話し合いなど纏まらずにチオモごと始末されて終了だという。

しかし啓太はそれを否定し、ガモウに一番ケンカ売っているくせにと言い返した。
するとまたブチ切れたマイルは、見事に足を上げてかかと落としを繰り出そうとした。
さすがにブーツで脳天に食らわされたらただじゃ済まない勢いの一発がぶち当たりかける寸前、高崎が間に入って止めた。

血気盛んなマイルにも臆せずちゃん付けして、まず話を聞けと諭されればマイルも仕方なく足を納めたが、それでもマイルがその策は愚策だとまた否定しようとするも、マオモは聞くに値しそうだと判断していた。
啓太の策はまずこの領を乗っ取ることから始まるのだが、まるで恩を仇で返すような策でもマオモはそれで何をしようとするのか察しがついているようだった。



































