44話
諸悪の根源であるマッチョ一行は自分たちだけ島外に脱出するため、島長の豪邸を訪れた。
田舎の豪農でいそうな広大な和風邸宅のインターホンを押しまくるが、応答に出てくる様子も人の気配もないので、常識までないマッチョは田舎らしく、勝手に入って待たせてもらうことにした。
雨戸まで締め切って家の中は真っ暗、ホラーゲームの雰囲気が漂う中を一行はスマホのライトを頼りに進んでいくと程なく、完全に一家崩壊しているらしい声と音が響いてきた。
何かを貪り食っている音と悲痛な声。
一行がその場でとどまって行くか戻るか小競り合いをしていると、背後から目当ての島長が現れたのだが、鉈を持ったその目は完全にイっていた。
直後、鉈が振り下ろされてモブ男が袈裟懸けに切り裂かれるや、島長は間髪入れずに食らいついた。

まるでゾンビだがマッチョたちはそれでも老人ならば余裕なはずと調子に乗るが、見せかけの筋肉では生活で自然いついた腕力には敵わない。
それだけじゃなく、ゾンビ化によりリミッターも外れているようだった。

玄関には戻れず先に逃げるしかなくなった一行を放置し、モブ男の中身をまた食べ始めた島長。
しかしマッチョたちに一息つく間もなく、ゾンビ化した女性陣が立ち捗るのだった。

部屋に閉じこもって籠城作戦を決め込んでも、人肉食ゾンビになってしまったハイパワー島長家族の前では、そのすち破られるのは必至。
どうにか黒電話は繋がるようなので110番すると、交番にいたジュリアが代わりに出るが、今は誰でもいいのでとにかく助けてくれと緊急事態であることを知らせるのみ。
そうこうしているうちにも島長は鉈をぶつけまくって立派なドアをぶち破り、シャイニングよろしくひょっこり顔を覗かせた。

明らかに目がイキ身体能力もおかしいのに、ちゃんと会話ができるから逆にやりずらい。
血まみれの口元で開けてくれとせがむ島長は、別に人など食べたくないが空腹で仕方ないと言いながらも、人一人を残骸にするほど食べ尽くして空腹なのも、脳がヤラれている証拠。
だから身体もコントロールできずに食うために暴れ回り、ついに諸悪の根源の最期が来そうなこの展開、島長一家を変えた巨蟲が床下から魔の触手を伸ばした。

天宮たちが終わりそうな時に島長宅に到着した睦美たち。
助けに駆けつけたとはいえ相変わらず武器もない状態で、頼りは睦美の知識と勇気のみ。
締め切って暗い家の中を慎重に進んで声をかけると、ボロボロのドアの向こうから天宮の応答が返ってきた直後、振り向くと島長一家がそこにいた。

ただ、灯りを怖がる異様な反応を見せるのだった。
感想
大巨蟲列島43話44話でした。
相変わらずの血生臭さで祭りからこっち、エグイ展開が続きますね。
「大巨蟲列島」ネタバレ最新12巻45話46話。食人ゾンビ化は狂犬病!?蟲博士ヒロインも恐怖する飢えた島んちゅ!


































