260話
吾妻の身体能力と技術は並のメデューサと一線を画すレベルだった。
人骨大鎌を片手で振り回すパワー、それを傷つけられてぶちキレる不安定なメンタル、仁奈が身軽さで立ちまわりながら発砲するも、異常な動体視力で防ぐガチの戦闘タイプ。

見た目が美少女だろうがチン〇がついて胸が平べったいオスなら断罪の対象。
おまけに霧子の純潔を汚したとなれば憎しみは倍増、逃げ回りながらの反撃が精一杯の仁奈の弾は程なく切れ、喉笛を抑え込まれてしまう。
人骨になり果てた黒崎なる女性は吾妻と同時期の実験体だったらしく、優しさを与えてもらったからこそ吾妻の怒りは止まるところをしない。
元は被害者であり今は敵対する人形にされてしまった吾妻が要するエド・ゲインは、狂信者レベルの母の教育と死により、遺体損壊と装着する異常性癖が爆誕した。
サイコモンスターになり切った吾妻は仁奈の男体を嫌悪し、薄気味悪い干物を作りたくなった。

その時、彼女の霧子がワイヤーを絡ませて助けに入った。
これで動きを封じたかに見えたが、吾妻のパワーは常人を遥かに超えており、フィギュアスケーターよろしく回転して逆に霧子を吸い寄せ、まるで巨大魚のよう。

パワーでは完敗なのにバカみたいにナックルを持ち続けた霧子は、腹に一発ぶち込まれて容易くノックアウト。
ならばと瀬里はショットガンで無数の風穴を開けてやろうとするが、わざわざ鎌のリーチ内に飛び込んでからぶっ放そうとするものだから、また弾道を逸らされて躱され、体術ではまるで敵わない展開に。
瀬里の銃術も器用だが、あくまで直線状の攻撃でしかない。
近接格闘なら遠距離の利点が全くなくなる銃弾はむしろ避けやすく、瀬里もキツイ一発をぶち込まれてしまう。

シンプルな戦闘力で3人を返り討ちにした吾妻の強さは本物だった。
島の光を浴びながら勝利の舞を踊るうち、一人だけ目を覚ました瀬里は自分がやらねばと奮い立つも、銃身は鎌攻撃でくにゃっと曲がっていた。
しかしそれが、瀬里に勝機を見出させた。
一見、無謀に突っ込む風に見せて殴りかかり、曲がりに気づかせる前に計算通りに銃口を払わせたことで、逆に射線上に誘い込んだ。

暴発しなかったのは結果オーライ、しかし腹が穴ぼこになってもまだ動ける吾妻は自室に逃げ込みママと慕う3人に助けを求めた。
追いかけてその姿を見た瀬里の悲鳴がこだました。
感想
サタノファニ258話259話260話でした。
こういう争いは本当に言葉を尽くさないことから始まりますね。
「サタノファニ」ネタバレ最新261話262話263話。姉の後悔と妹の甘え…姉妹の絆の前に鉛玉が螺旋に放たれる!


































