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24話

あれだけ形振り構わず島を脱出することに固執していた法嘩もついに萎びた京介にほだされ、救命艇から下りて殺したいほどムカついている男の元に戻った。

 

エンジンがうなりを上げ、もう待っている余裕がなくなっても、法嘩は最後まで悪態を吐くようによそ者への拒否感を示しつつも、睦美たちを優先したのだった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

 

結局、島人で脱出するのは治療が必要な葵だけになり、睦美は最後まで丁寧に頭を下げて島に残る面々に感謝した。

 

しかし大きな音を立てて動き出す船をヤンマが見逃すはずがない。

 

睦美はまたコンパクトの反射光でコントロールしようとするが、昇りたての朝の太陽光では注意を引くことができなかった。

 

仕方なくまた自己犠牲で囮になろうとするが、それより早く長靴投げ縄が飛びすさり、ヤンマに命中して墜落させた。

 

ドヤ顔の京介はもうすっかり善人になったつもりか、偉そうに大きな恩がある睦美に説教をかますほど気力が回復しており、他の島女たちも逃げる時間を稼ごうと働いてくれている。

 

睦美は感謝の涙を流してハッチを閉め、船は大海原へと進み出した。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

 

しかしまだ脱出できただけで助かったわけではなく、巨蟲がいない安全圏まで辿り着き、救援を派遣してもらうまでがやるべきこと。

 

なのにヤンマのしつこさはしぶとく、港を離れてもまだしつこく追いかけてくる。

 

ただフロントガラスカラス型が見られないように隠れれば、ヤンマは単なる漂流物として見なし、漁船を体当たりで転覆させたように攻撃してくることはなかった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

ここから最短の辰野大島には無雲が連絡をつけているので人はいると分かっているが、神島から大島に辿り着いた船は一隻もないらしい。

 

それはつまり、ヤンマの縄張りが相当な広範囲に及んでいる可能性が高いということだった。

 

そのため、スピードを上げるのは日が沈んで以降とし、安全第一で行くことになった。

 

 

 

やがて無事に辰野大島に辿り着いたその時、重傷でも気を張って操舵していた涼子の緊張が解けて、高熱にも耐えきれなくなりフッと意識を失ってしまった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

そのまま護岸に衝突してしまったが、タイヤクッションと救命艇の頑丈さのおかげで沈没もせず、誰も怪我せずに済んだ。

 

 

そして、衝突事故が起きたのに誰も騒がないことに不安が募ったが、ひょっこり顔を出した漁師によれば、明日開催の祭り会場に島民は集まっているらしい。

 

何とも平和が保たれていることが分かった直後、数台の車が睦美たちの前に停まり、艶めかしい女と如何にも成金風なマッチョ男が出てきた。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

カメラをぶら下げた日焼けマッチョの天宮が無雲の連絡を受けたらしく、いきなり睦美に抱きついて生きていることに感動して涙を流したが、巨蟲パニックが起きていることは全く信じておらず、彼女たちを航空事故の奇跡の生存者としか思っていなかった。

 

全く空気を読まず、巨蟲など可哀想な妄想だと決めつけている天宮たちは、奇跡の生存者を自分たちの事業PRの材料にしてやろうと企んでいる、商魂たくましいいやらしい大人だった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島24話

 

 

果たして、宣伝材料に利用されようとしている睦美たちは、本当に助けられたことになるのか…

 

 

感想

大巨蟲列島23話24話でした。

いよいよ今度こそクライマックスなラストが近づいてきた雰囲気がありますが、巨蟲化の謎はほぼ明かされていないので、謎解き編も楽しみです。

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